もり~ゆ 野巡りの日々、第3章

身近な場所を始め、自然のことなどを書いていきます。

メッセージの発信内容に力を入れて欲しいと願っています~2つの動植物園から

名古屋に出向く用事があり、久し振りに乗った地下鉄電車を降り立った駅ホーム内の広告で、東山動植物園のメッセージ広告を見ることができました。

それは、メダカやウナギ、コツメカワウソなど、絶滅の恐れが高くなっている野生生物の現状、そして人間活動のどんな行動がそうさせているのかについてその生きもの毎に説明がありメッセージを伝えている内容でした。

 

www.higashiyama.city.nagoya.jp

この東山動植物園のサイトには、こんなページもありました。このほかにも「環境教育」というページにも飛べるようです。

higashiyama-action.jpこれに関する広告が地下鉄ホームに掲示されていたのでした。

企業との連携での広告ですが、こうしたメッセージは良いですね。

近年の動物園の取組は、ただ飼育動物の展示だけには留まらず、絶滅の恐れのある種の保全を飼育などを通して行い、動物園同市での連携も行いながら進めていく働きもあります。

そんな取組について豊橋でも、2021年の環境フェスタでシンポジウムが行われたのでした。これはとても良かったですよ。その時のブログ記事があります。

morigaiisutekisizen.hatenablog.com

そんな豊橋市なんだけど。

今年の環境フェスタではそのようなアピールは見られず、吉本芸人を招いてのトークが宣伝の目玉だった様です・・・。

吉本芸人さんが悪い、と言うわけでは無いのですが、以前同イベントでの宣伝主力が「お魚のつかみ取り」がラジオで語れているのを聞いたときと同じような残念感を禁じ得ることが出来ませんでした。

どうして豊橋って、環境を語るのに肝心なその地域の自然環境保全などについてのメッセージを出さず、安易な宣伝のみでPRしようとするのでしょう。真面目な環境へのメッセージは受けが悪い、とでも思っているのかな?

www.nonhoi.jpのんほいパークのサイトを見ても、東山動植物園のような環境に関する誰にでも伝わるような明確なメッセージが見当たらないのは残念です。普及活動はそれなりに行っているようです。

それから、動物園職員の方ではありませんが、クラウドファンディングで「絶滅動物園」の書籍出版費用を募って実現した経緯もあり、そのサイトを探している中でこんな所を見付けました。

tzz.localinfo.jpのんほいパーク公式では無いようですが、いくつかのんほいパークの取組事例が載っています。

野生の鹿を適正に処理して飼育動物に与えることと、餌もただ与えるのではなく、隠し場所に設置して、野生動物の本来の能力を発揮して餌を捉える動きを促す取組については、まちなか図書館で現動物園長さんが話していたことでもあり、

日本の野鳥飼育技術の積み上げ、そしてカワラヒワ飼育技術を小笠原にいる亜種カワラヒワ保全のための技術に活かそうとする試みは2021年の環境フェスタシンポジウムでも聴いています。

でも、野生のカエルの調査については知らなかったなぁ・・・。

こうした取組を公式サイトでも、環境フェスタでももっともっとメッセージ出しても良いのでは無いでしょうか?

お魚つかみや吉本芸人、という表面的な宣伝文句からは肝心の環境に対する豊橋の取り組み姿勢や理念は伝わりません。根本から見直して欲しいと思っています。

勿論、豊橋市内の数々のネイチャースポットに上げられている場所の保全も確り見据えて欲しい。その中にはアリーナ計画地になってしまった豊橋公園も含まれているのです。

 

どうやら豊橋市の取組は、肝心のテーマを見据えるのではなく、横文字や何か目新しく見えるイベント、目玉的なアピール、おしゃれな感じ(その割りにはセンスは??)に飛びつきがちですが、中身はいったい何だったの??と思ってしまうことが多いような気がするのは私だけ?

環境フェスタも実際には実のある中身もあったりすると言うのに・・・。

 

どうも豊橋をやたら名古屋などと比べてディスっている記事ばかり書いているような感じがします。尾張名古屋も長短あるのですが。

豊橋好きな方から見たら怒れてしまうかも知れません。済みません。良いところもあるのに活かしきれていない、と言うところなのだと思うのです。