もり~ゆ 野巡りの日々、第3章

身近な場所を始め、自然のことなどを書いていきます。

特集記事、三度、メリケントキンソウについて、分かったこと。 続き。

ここでは現時点で言えることを述べます。

豊橋公園で結局、某会としてアダプト登録をしたはいいが、協力する人はおらず、一人で細々と抜き採りしていたのと、近所でもこれまた一人で細々と出てきた公園で抜き取りを行っていました。

豊橋公園では、2020年には某会を退会したこともあって、抜き取りは行わず、近所では2020年春頃までかな、は行っていたと思います。2018~2019年、2019年~2020年の冬~春の2季、やってみました。

結論として、一人でやるのは無謀、という事に気がつきました。

 

まず、この草は地面に這うように生えていて、根元から抜かないと行けないのですが、その手間が非常にかかります。一人で行える面積は小さくて限られてしまいます。

そして一旦抜いても、残った根、または眠っていた他の種子から2週間後くらいにまた生えてくるのですよ;

せめて狭いスペースだけでも駆除できさえすれば、、、、、

その頃はそこに儚い希望をつないでいましたが、

春に種子がばらまかれて、秋に発芽したら、、、

見事にその希望は打ち砕かれました(涙;)

発芽した奴らは、私がどうにか抜き取ったスペースまで安々と侵出していたからです。

まだ、オオキンケイギクと戦った方がやりがいはあります。

この草は、一人だけでは無理で、複数の人数で何回か行わないと効果がないことが良くわかったのでした。

ところで、抜き取りに使う道具としては、

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とげ抜きが勧められている事が多いですが、

最初これで実施しましたが、夢中でやっていたら、指が痺れる結果になったし、思うように進まなかったです;

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実際にはこちらの方が断然有効です!

昔からあるこの草を根元から引き抜くこの道具の方を強くお薦めします。

これはコメリで買った物ですが、100均でも売っていました!性能や丈夫さなどの保証があるかはわかりませんが・・・。

 

さて、複数の人数で行わないと、と書きましたが、またこれが頭痛いんだよなぁ・・・。誰もやるヤツがいない。

(毒吐きになると思いますがお許し下さい)

まず、市の方ではお金も人も不足なのか、一時期豊橋公園内でこんな貼り紙をしていました。

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残念なことですが、これを見て応募してくる人はいなかったと聞いています・・・。

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公園などで草刈りやゴミ掃除などをしたい人には、下の看板にあるような「アダプト登録」を市の公園緑地課で申請すれば行うことが出来ます。メリケントキンソウ駆除もこれで可能です。というか、市としては、やっかいな草を抜いてくれるんなら登録さえしてくれれば誰でもやって貰いたいというのが本音なんですよね。

年に一度簡単な報告をする位で、手続きなど難しいことはないですよ。

 

以前、その某所の名で登録をしたのですが(勿論、一人で勝手にやったのではなく、提案後他の方からの意見とかも伺ってそうしました)、そのことで積極的に駆除に動こうという人はいなかったです。

挙げ句の果てに、この登録の引き継ぎしたのですが、継続するかしないかなどのきちんとした手続きは何らされず、放置のままだったことが分かりました。

まるで無関心で、やらないならそれでも良いですが、それならそれでの手続きさえしなかった、と言うことです。

この話はここまでとして、

 

こうした外来種の駆除は、確かに手間がボランティアでもかかるので、よほど熱意がない限り進んでやらないのだろう、ということです。特にこの地域では。

(名古屋などでは進んで駆除する動きがあったようです。)

まあ、、、私の人徳の至らなさ、と言うところだと思います、はい。また別の人を動かせる力のある、どなたかが動きだし、それに付いていく流れがあれば変わるのかも知れませんね、某所とかに限らず。それがあれば期待したいところですが。

 

近所の方では、その頃、校区中学でボランティア活動に力を入れる時期(研究授業の一環)があったので、ケリケントキンソウ駆除の依頼をしてみたのですが、こちらも諸々の理由でできないとの回答でした・・・。

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尚、市の方では、豊橋公園メリケントキンソウについては、除草剤などで駆除を行っているようです。

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yokohamaagri.jpナンラAGについての説明が読めます。

 

 

また、豊橋総合動植物公園では、シルバー人材の方が駆除に当たっているようです。実は近所の方がそこで活動されていて、「メリケントキンソウ、という名だけは覚えたぞ」と話されていました。重曹を使うと効果があるらしいです。

 

言えることとして、

メリケントキンソウに限らないことですが、こうした外来種の駆除に関して、

「市の場所だから、市の方でやってくれれば・・・。」

「市ではお金も人もないから、誰かボランティアでやってくれれば・・・。」

と双方思っていたことになるわけですが、

そんな押し付け合いをやっているだけじゃあ、永久に無理なんじゃ無かろうか!!

或る意味両者で協力しないと太刀打ちできないのではと思いますよ。

(このことは、市のある会議でも話してはあります。)

1)例えば、マット状にびっしりメリケントキンソウが生えてしまった箇所は、除草剤などを使用して退治を市側が行い、

2)芝地の隅っこなど、まだ出始めで広がる前の箇所で市の方で目が届かないような所を、複数のボランティアで駆除していく、

3)それを2週間後にも実施、少なくとも冬~花が咲く前の春先の間に最低2回実施、

という感じで戦略的にやっていく形になるのではないか、、と抜き取りやってみて思えたのでした(あ、こう考えれば一人でやったのはまるっきり無意味だったわけでもないかも)。

沖縄の方でのネットの記事でしたが、

「行政や市民だけではだめで、企業などとも協力して外来種の駆除に当たることが必要」とありました。そういうことなんだな、と。

 

この草だけではなく、他の侵略的な外来種すべてにおいて言えることだと思います。

 

あと、

この草自体は靴裏や草刈り機に種子がくっついて広がったものですが、意図的に植え込みなどで増やしてしまったケースがあり、そう言ったケースに対しては、それを引き起こした張本人が責任もって駆除して欲しいと本気で思ったりしています。

 

何にしても、良い方法があれば、、と・・・。