もり~ゆ 野巡りの日々、第3章

身近な場所を始め、自然のことなどを書いていきます。

大阪・京都へ出かける~3度目の京都府立植物園 8

私が感じる京都府立植物園の魅力、それは、

1 自然の森の中に近い状態の中で楽しめる。イベントや賑々しい催しがなくても植物園として充分に人々が思い思いに過ごすことが出来ること。

2 年代を経た大きな樹がのびのびと存在していること。

3 先にも述べたように、普段目にしている身近な植物と同じ仲間の国内外の植物を見ることができること。類似や比較が楽しい。

4 普段訪れる事が出来ない地域の植物も見ることができる~現地で見るのが1番なのですがね。でもアマミセイシカとかゴモジュなどの南の地域の樹や、滅多に遭えないフユザンショウとか見れるのは嬉しい。

5 植物の生き方や利用のされ方などについて知ることができる。

ですね。

ボケ画像になってしまった。

ヤクシマオナガカエデだって。

茶の木かな?花を観賞するのかな?

ユチャだって。油を種子から採るのですね。

ヤマコウバシまで。そうか、冬でも葉が落ちないので「落ちない」と受験の験担ぎに良いですね。そして餅を作る材料にも成ったなんて。どんな味なんだろう?

タチバナの実がまだあった。

奥に見えるビニールハウス。ゲートがあって、関係者以外は入れない、いわゆる「バックヤード」。そこで植物たちを育てて世話をして、展示の準備を待っているのですね。NHK番組「バックヤード」でもその様子が紹介されていました。

菜の花各種がある場所へ。

何と聖護院かぶなんだ。京都土産で「千枚漬」となるあの蕪です。アブラナ科なので当然と言えばそうなのですが。株が逞しいのであの根の姿が想像できますね。

こちらは茎だいこん。栽培数は多くないらしいです。

そして、

4月の時にはきちんと撮影しなかった気がする。画像では普通のアセビに見えますが、花が一回り大きいですよ。

アマミアセビです。

一時乱獲で絶滅の危機に。しかし植物園で生息域外保全に取り組み、元の地へ植え戻しを行うなどして免れている模様。単純に増やすのではなくて、様々な遺伝子を持ったアマミアセビを増やすように工夫しているようです。

単に楽しみのための施設ではなく、環境保全など学術的な価値も高い場所です。

ここから中国植物園の場所へ。

前はセンカクカンアオイを見たけれど、今回はパンダカンアオイ。花の感じがパンダだからなのかな?

わ~こりゃなんだ、「何だこれは!?」

ヒマラヤアオキだって!!こういうのが楽しい。

ヘパティカ(雪割草)。

そうこうしているうちに、閉園を知らせるアナウンスが流れてきました。

地下鉄に乗り、京都駅で新幹線~名古屋で乗り継ぎ豊橋へ帰りました。

色々歩き回った2日間。一人で出かける旅では、あっちこっち目的地を回り、ご飯は二の次になってしまう。適当に食べれればそれでいいになってしまうのですよね。

しかし、大阪市立博物館や、3度目の京都府立植物園を訪ねることが出来て、本当に良かった日でした。

質の高いこうした場所を大切にしたいですね。そして出来れば増えて欲しいのだけれどもね。特に愛知県で!!