色々様々な問題点(環境破壊・赤字経営・野球場移転先が避難困難地域・市民の自由に使える公園では無くなる)がある豊橋公園でのアリーナ問題。
実は似たような、都市公園などを再開発して民間の商業利益の場にしようとする動きは今日本全国各地で起こっているようです。
その中で、今一番注目されているのが、明治神宮外苑の再開発問題に伴うイチョウ並木の危機です。
電子署名では22万人以上もの署名数が集まりました(私も署名しました)。
署名活動についてのお知らせ · 【神宮外苑】10/22 神宮外苑創建の日にあらためて考える · Change.org
このサイトでは問題点を訴えるチラシを見ることができます。
また最新の情報は、運動の中心として活動されているロッシェル・カップさんのツィッター(現X)が詳しいです。
ロッシェルさんは様々な有識者の方と繋がり、オンラインセミナーを開催したりしてこの問題点を広く伝えていると共に、都市の緑地や樹木の役割やその存在の大切さについても発信されています。とても頭が下がると共にそのパワーに敬服しています。
この頃はなかなか外苑問題は追えていなくて申し訳ないのですが。
そして、京都では、こちらの問題が。
京都府立植物園再開発問題。
nakaraginomori.com文字化けしていますが「なからぎの森の会」のサイトに行きます。
こちらも電子署名が行われ(こちらも署名しました!)、16万人もの署名が集まっています。
当初の計画から変更も見られているようですが、まだ安心は出来ないようです。
今年の4月初めに私も植物園に出かけていますが、門から入った途端、とても質の高い植物園の様子に驚き、この場所はこの良さのまま守られるべきだと瞬時に強く思ったことを思い出します。
豊橋公園や、京都府立植物園に降って湧いたスタジアムアリーナ計画は全国各地で起こっているようです。
アリーナ建設に伴う京都府立植物園の開発の話を聞いて「あれ?なんか地元にも似たような話がある」と感じた皆さま。この地図の中で名称の後ろに[ス]と記入してあるとしたら元はスポーツ庁の「スタジアム・アリーナ改革推進事業」です。https://t.co/b4RlMES8Iv pic.twitter.com/56256fc14e
— 美濃やまびと (@minoyama_bito) 2021年10月18日
アリーナもそうですが、神宮外苑や京都府立植物園以外でも様々な場所の都市公園が再開発計画に曝されてしまい、これまで市民の憩いの場や生態系保全の場として機能してきた公園内の樹木などが伐採の危機に瀕してしまっている実情は、本当に残念なことだと思います。
gendai.media*この記事は去年8月の時点のものなので、現在は若干変化している事もあります。
公園とは、その全てが商業施設利用にされなければいけない場所なのか。
市民の幸せな暮らしのための公園は、もっと違うあり方のはずでは無いのか。
都市の中の樹木や環境はこれまで何のために維持され守られてきたのか、これからの時代、それらは益々その存在価値が重要視されるはずなのに。
日本各地の都市公園のあり方についても問題を通して皆で1度考える時に来ているのだと思います。
今、都市公園の樹木にも通じる街路樹についての本を読んでいます。その所感についてまた書ければと思っています。