もり~ゆ 野巡りの日々、第3章

身近な場所を始め、自然のことなどを書いていきます。

2週続けて豊橋公園:3月25日 その2

そう、春の花、で気になっていたのはこちらもなんです。

f:id:morigaii:20210404083623j:plain

この方の花姿も見たい。

吉田城隅櫓にほど近い場所にあるタブノキ大木。これも「巨木・名木」候補に推したのですが叶わなかったな~~。

f:id:morigaii:20210404083712j:plain

これはこれでなかなかに壮観です。

何と!夥しい花芽がびっしりと!!この姿でこのスケールは結構壮観。

これは、、咲いた姿また見に行かなければ、と思ってしまうではないですか!!

だからこの季節は忙しいんだってば;

f:id:morigaii:20210404083750j:plain

ブルーシートのある当たりは、城跡の調査中。

どうかこの樹も大事にしてくださいね~。

タブノキだけではなくて、右の幹は違う樹のようです。

f:id:morigaii:20210404083902j:plain

ケヤキと一緒に生きてきたんだね。

ケヤキだったんですね。しかしケヤキには名札が付いて(無くても良いのだけれど)、タブノキには無いなんて、待遇に不公平感があるような気がするそ。

f:id:morigaii:20210404083947j:plain

キランソウも出始めて。

f:id:morigaii:20210404084057j:plain

城跡調査が終わって埋め戻し作業をしているようです。

f:id:morigaii:20210404084130j:plain

多分鳥の仕業。持ってきた本に押しました。

ちょっと豊城中学そばからお堀に少しだけ入ってみる。

f:id:morigaii:20210404084204j:plain

ムラサキケマン

f:id:morigaii:20210404084226j:plain

あったね。

一時ここも石垣調査で掘られて埋め戻されたのですが、ヤマネコノメソウなどが復活していました。

f:id:morigaii:20210404084252j:plain

こんな光景も。

f:id:morigaii:20210404084333j:plain

この頃雨が降り出して、折りたたみ傘を出していたのです。

でもまだ小雨程度、金色島が見える草地まで出てみれば、既にトウカイタンポポ花畑に。

ベンチに腰を下ろして金色島を双眼鏡で見てみたら、、、

f:id:morigaii:20210404084354j:plain

やっと出会えたのです、でも遠くで;

右の矢印の方のヤドリギのある樹に動く鳥・・・尾羽の赤い縁が見えて、、

ヒレンジャクだね!!やっと、、ここでレンジャクに会えた~~!!

しかし、、あまりにも遠い。通ってようやく会えたのがこんな形でした。

次に、さすがにまだこの花はこれからだよね~、と思って行ってみたところ、

f:id:morigaii:20210404084447j:plain

え~~!!ちょっと待って、シャクの花。

いくら何でも早いよ、早いよ!!いつもは4月上旬が見頃じゃないですか~~。

この春は、、ハイスピードだ;

f:id:morigaii:20210404084540j:plain

これが気になる。

ただ、、シャクの生息地あたりが土砂捨て場のような感じになっていて、気になっています。

f:id:morigaii:20210404084831j:plain

これも綺麗!春ならでは!

クスノキの落ち葉だよ~~。この葉っぱを使っての工作も楽しそう。

f:id:morigaii:20210404084915j:plain

クスノキはこの頃が一番綺麗なのかな~~。

f:id:morigaii:20210404084933j:plain

 

こんな風なたたずまいのサクラもいいですね。

イカルがまだ数羽ほど、公園内にはいました。

f:id:morigaii:20210404084948j:plain

 戻る前に少し美術館展示を観て。

各展示場(市民による展覧料無料)では、コロナ感染対策のため、氏名住所記載のお願いや検温協力の依頼がありました。

 

今回歩いて気がついたこと。

足下にひっそり咲くキランソウシナマンサクの芽出しの面白さ、タブノキの花芽のぷっくり膨らんだ姿などの知られざる魅力、クスノキ落葉の渋い美しさ、、

ソメイヨシノだけではない春の魅力、自然の美しさや楽しさ、

自然観察ではそうしたことを知って貰い、共に楽しみ共感する場でもあったはずだということ。特に初期のこの世界に入った頃はそんな楽しさや共感にあふれていたことを思い出しましたし、本来やりたかったことだった、ということでした。

そんな彼らの存在を知って、共に生きる仲間であること、これからも共に生きるのにはどうしたらいいのだろう、ということを、知識もふまえて分かち合う場として。

どうかするとトリビア的な知識ばかり偏重となってしまい、肝心の「感じる心」などの感性がどこかにいってしまっていないだろうか。

例えば、未来を担う子ども達のお母さん(お父さんも)に伝えていくのは専門的すぎる知識じゃなくて、共に生きていく世界になるためにどう相手を知ることなのか、、ということではないかな~~~、と。勿論専門知識は大事でもあるけれど、伝える方向や知って貰いたいことは別の事が沢山あるのだと思うのです。

自然の身近な生きものの生き様、姿を知り、季節の進み方から温暖化を考え、生きている生きもののすみかを通して環境を知る(それは私達とも関わりがある)、

やはりもう少し、原点に立ち返ってここの自然を伝えて行けたら、と思ったのでした。