もり~ゆ 野巡りの日々、第3章

身近な場所を始め、自然のことなどを書いていきます。

かけがえのない物は、近くにもある(ご近所の自然観察)

11月4日のご近所巡りの様子です。

この日も良い天気。

近所の散歩できる範囲でも、まだ様々な自然界の生き物たちと出会える。豊橋市はまだそう言う場所が残っている。

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イヤリングみたいだよね。

ヤブニッケイ。実が成っています。

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アキアカネ

今年は特に現れるのが遅かった。この日は7頭ほど見られました。

近所で見られるのは専らこのアキアカネのみのようで、稀にコノシメトンボという感じのようです。環境によって現れるアカトンボの仲間(アカネ類)のメンバーは違ってくるようです。環境が良いと多様なようです(海上の森など)。

アカトンボ類の住所録、作ってみたいと思わない?まだ彼らが健在な内に。

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キヅタ

晩秋に咲く数少ない花の一つ。

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レモンエゴマ

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実はサルトリイバラ。

実と茎はそうなんですが、周りに他のが写ってしまっている;

M池で。

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緊張しちゃったんだね;

フェンスに止まったキセキレイ。秋~冬期にこちらに降りてくるようです。

見られているのが分かっているからでしょう、体を伸ばしてこわばらせてしまったようです;ゴメンね;

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なかなか見られなくなってしまった。

バンの幼鳥のようです。

以前は割と普通に近所の各池にいたのに、最近滅多に会えなくなってしまいました。愛知県のリッドリスト入りになっています。

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マユミ

以前は他の所にもまだあったんですが、ここしか無いみたいです。

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キタテハ

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今年も沢山成った。

アラカシ。毎年近所では安定供給してくれるドングリの樹。コナラは少ないし、ドングリいつもはあまり多くないのです。

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捕まえたのはサトクダマキモドキか、ヒメクダマキモドキかも知れません。

大きい方のS池フェンスにいたのはハラビロカマキリ。まだここでは外来種のムネアカハラビロカマキリは来ていないようです。

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よ~く見たら、なんて綺麗な眼なんだろう!

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デジカメではここまでなんですが、実際に見たときはもっと綺麗でした!黒い眼点が私に焦点合わせているのが分かった。「何だこいつ!」と思ったことでしょう(笑)。

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カラムシ

イラクサの仲間。これで繊維を取ったらしいです。似たお仲間はヤブマオ、アオミズがありますね。

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まだ実が綺麗。

ノブドウも身近にある。

遠出で出かける自然も、少し足を伸ばしたところにある自然も」大好きでかけがえのない物、しかし近所の自然も同じくらいかけがえのない物で、愛おしい。以前に比べてやはり見られなくなったりしている生きもの、突然消えてしまった生きものが出てきています・・・。

そして、

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無秩序に進められることがないようにあって欲しい。

ここに設置するのか、それとも仮置き場なのか、ソーラーパネルの部品。

気候変動会議が行われ、辛くも1.5度抑制の合意が出来、エネルギー源をどうするのかの課題もあったりします。

その中でカーボンフリーと言うことで太陽光発電風力発電は寄り注目されています。が、、、、、、。

農耕が出来なくなり耕作放棄地を管理の手間を請け負うことも引き替えにして、こうしたソーラーパネル設置場所として買うという広告を良く見るようになりました。しかし、森林や湖沼も対象になっていたりして、かけがえのない生物多様性の場所という自然環境の価値を省みない動きになることは大きな懸念であったりします。時に乱暴な開発例もあり、その上でカーボンフリーを謳うのは大きな矛盾も感じます。エネルギー計画とは無関係に業者の利潤追求と担い手がいない耕作地問題が結びついてしまった感じがします。農業関係者でない私が言うことではないかもしれないけれど、食糧自給の面でも解決にならない出来事とも。

風力発電でも、本来自然環境面で保全されるべきブナ林を伐採して風車を設置する計画もあると聞いて何とかならないのか、とも思います。

どう、エネルギー問題と気候変動を折り合いを付けて合理的に解決に持って行けばいいのかは、簡単ではないし国の事情(どうやら産油国中東とのパワーバランスも実際にはあるらしい)にもよるようです。と言って無策でも行けないですが。原子力推進はもっとダメであるし。

この辺りのことはまた別の機会に捉えてみたいですね。

気がついたらかけがえのない自然が失われていた、劣化していたというのを止めたいのです。。。。。