今年度はコロナ禍によって、小学校のクラブ活動は地域の講師さんは入れないで行うこととなりました・・・。感染防止のためで、講師の方にはご高齢の方も見えるため、致し方ないことと思います。
そんな中ですが、校外学習なら換気が良いので、ということで、先年度も行ったU川での総合授業の一環である川の生き物調べへのお手伝い依頼があり、9月に2回に分けて校外で、そして10月に教室でお話しをする機会がありました。
その様子をブログでも記録しておきます。
まずは、9月16日校外学習1回目!
事前に潮が引く日時を予備日も含めて予定して、1回目は天気に恵まれたので、実施することになりました。
現地で待って、生き物班の生徒さんと先生方と合流。
去年と違うのは、私もみんなもマスクをしていること・・・。
生き物探しはじまり!
今回このゴカイの穴に興味を持った生徒がいました。そして、、
この日、川の水が引いた干潟状の岸辺には、こんなものがあっちにもこっちにも見られました。皆何かを知りたがったようなので、デジカメで撮って、自然史博物館学芸員のNさんや、汐川など干潟で調査や観察会を行っているFさん、以前ここでお世話になったNさんに訪ねてみましたが、、
なんと「分からない」ということでした・・・。
ゴカイの卵ではないか、と言う説が有力ではあるけれど、実際に採取して調べないと何とも言えないそうです。
これは、次の校外学習の時、採取せねば・・・。
去年の時もいましたが、今年もあっちこっちにあって、皆が持って見せてくれたのでした。しかも生きている者もいる。
後で検索してみたら、汽水域(海水と真水が混じった水域)でも結構いるみたいですね。
今回のかにのメインはこのカニ。岩の下にいたね。
挟まれても痛くないから大丈夫だよ~~。
今回はどういうわけか、クロベンケイガニやベンケイガニ、小さいのしか見られなかったのでした。いつもなら大きめのがいるはずですが。それが気になっています。
それから去年は発見できなかった、こんな生き物が!
をを~~。ここでもニホンウナギの稚魚がいました~。
田原市の川にもいましたが、ここでもいたのだね。
後半の説明では絶滅危惧種になっていることも説明しました。
それから、「大きなカニがいた~!!」との声に、クロベンケイガニかな、と思っていたら・・・。
モクズガニだ~!!しかもかなり大きい!!
これくらいなら食べ出がありそうな(ゴメン;)大きさです。ここでは初めて見た。
残念なことにハサミが2つとも取れてしまっていました。
ニホンウナギと、このモクズガニ、共に海に出て卵を産み、そこで孵った子ども達が川に上がってきて、大人になったら再び海へ産卵、という川と海を行き来している生き物です。
今回も岩についたフジツボやマガキなど、それから流れてきた(捨てられた?)タイルやお茶碗を見つけた生徒もいました。こういったものについて調べるのも面白いのかも。
2時間いっぱい、皆夢中になって探していたので、帰りは給食にぎりぎりになってしまった様です;;
それから、ここは所謂泥干潟であるため、はまる人続出;(私も;)
長靴で挑んだ子は良かったのですが、サンダルなどが泥に取られてしまったり、とうとう泥の中のどこかにいってしまった子もいました。
(悲しかったね;もっと一緒に探して上げれば良かったな、)
「干潟での観察」を自身で受け持ったのは去年が初めてで、経験が浅かった身ですが、以後は履く靴への注意は必要と実感でした。
(他の干潟での観察案内でもサンダルやクロックスは不可、としているのを見ました。カキなどで足を切る恐れからのようですが、ここだとむしろ泥ですね;)
あとはクラゲやエイに注意も伝えようと。→刺される恐れから;
(以前の記録で毒のあるアカクラゲの画像あったし、エイもNさんが見ている)
忘れ物確認や、泥だらけの荷物などを抱えて、皆が教室へ戻るのを見送り、採取した生き物の画像を撮影した後、元の場所へ戻して、私も家へ帰りました。
第1回目、終了!
(観察の様子の画像がないので雰囲気わからずスミマセン;最中は子ども達の質問とか「見て~!」などにお付き合いしているのでなかなか撮影の余裕がないのであるし、個人情報が出ないよう配慮もいるので。生き物の画像は後々あると役に立つので頑張りました。)