魚部でウナギの代わりに完全養殖ドジョウによる蒲焼き丼をカフェで販売した話題について前に書きましたが。
「地球は人間だけの物じゃない」
「他の生き物のことも考えて」
「自然はやっぱり良いね、癒される」
という発信は、この頃増えては来ました。
これは、一頃の、「自然が大事が、人が大事か」と開発を迫る向きから見れば悪いことでは決してないでしょう・・・。
しかし、中には最近、「環境も大事だけれど経済活動もしなければ」という論調も出てきて、結果環境問題はなおざりになって開発などで悪くなる、または充分な予算が充てられない、という事態にもなってしまいます。
さて、上の言葉を様々な場所で発しているならば、土曜丑の日に無邪気に半狂乱的に「ウナギが食べたい!」「ウナギはやっぱり美味しい!」と発するのはいささかどうなのか?
勿論人は生きていくために沢山の生き物の命を頂いているわけであるけれど、ウナギの置かれている現状→国際的にも、日本国内的にも絶滅危惧種で2番目に危険なランクになっていることを知らないまま、見ないまま、これまで通りに食べる楽しみだけを追い求めていることは頂けない事なのだとそろそろ気がついて欲しいです。
絶対食べるなとか、ウナギ屋さんが潰れればいいと言っているのではなくて。発信するにしても現状のことを知った上で、そのことも触れて欲しいのです。
大分前から言われてきていた事でもあるので(ウナギがレッドリスト入りになったのは6年前の2014年)。
魚部の動きを見て、九州までドジョウ蒲焼き丼は食べには行けないけれど、せめて年によっては2回もある(今日が二の丑だとは知らなかった)丑の日には、ウナギをただ美味しい食べ物だ~と見るのではなく、むしろ問題提起、ウナギの未来や適切な資源のあり方を考える日として関連記事などをSNSで取り上げたいと思っています(忘れるなよ;)。
最初の丑の日にネットで注文した「結局、ウナギは食べていいのか問題」今日読み始めました。読み始めから知らなかったことが色々あるので驚きます。
人間以外の、他の生き物のことも考えていかなければ、というのは「こういうこと」よね。
勿論ウナギ以外でも!
読んだら感想は絶対書きますので。