もり~ゆ 野巡りの日々、第3章

身近な場所を始め、自然のことなどを書いていきます。

激震。

 

*先週土曜日、3年ぶりの地域の夏祭り・盆踊り開催で、そのお手伝いでした。

久々に浴衣着て盆踊り。3年ぶりな事、そして変わり目で諸々あったけれどいわゆるトラブルは無く、開催もできたことは良かったことだと思います。

昨日は息子が来たこともあってシンポジウムは参加できず。別の機会に協力します。

今日は、気圧の影響かな(多分これでしょう)?燃え尽きかな?一日中家にいて眠りつつ本を読みつつ音楽聴くという、廃人状態でした(苦笑)。

 

そんな話じゃなくて・・・。

 

既にニュースにも出ていますが、

国立科学博物館が標本管理維持などの費用不足に伴い、反対意見もある中、費用を募るためにクラウドファンディングを立ち上げ。目標額1億円。という話がSNSで流れ、驚きました。

これはリツィートやシェアをして応援すると共に、なかなか実際の寄附はできずにいるのですが今回はしないとな、と思ったら、9時間で目標達成!このことに多くの方が関心を持っている事が分かったのでした。

本ページ載せたいのですが、アクセスが繋がらない(汗;)。

館長さんのお礼メッセージを載せました。

 

国立科学博物館と言えば、決して遠くの出来事では無い身近な出来事として、今、


豊橋自然史博物館で開催中の特別展「カイジュウ博2023~海で暮らす仲間たち~」でも国立科学博物館から借りているクジラ頭部の骨格標本が展示中です。

集められている標本はこのように他館へ貸し出しされたり研究に役立てられたりしていて様々な恩恵があることが分かります。

 

Twttterでは反響が大きく、本来は国が充分な予算を確保すべきではないかという声があちこちで上がっていました。

こうした窮状は、他の博物館でも同様なようで、小石川植物園牧野富太郎さんゆかりの植物園)でも建物老朽化による植物標本資料保存への影響を心配する声がありました。

日本はこのような文化的施設への予算配分が世界に比べて少ないらしい・・・。

近年の光熱費高騰の影響もあるようです。

 

今回クラウドファンディングが成功したことは良かったと思いますが、クラウドファンディングありきで各博物館等の予算確保が動く事態になる事は望ましくないと思います。

 

さて、愛知県、まだ県営の自然史系博物館が無い唯一の県である愛知県・・・。

県内にある鳳来寺山自然科学博物館、

そして、事実上県博の代わりの様な役も担っている?

豊橋自然史博物館。

収蔵庫が既に満杯で拡張を望んでいるそうです。

豊橋市が中核都市としての機能や誇りを持つならば、動物園のアトラクション的な施設もですが、博物館の収蔵庫や研究費確保などのバックヤード的な面での予算確保を是非行って欲しいです。

あの建物建設を急ぐのでは無くて。

県内の各ナチュラリストさん達がその存在を羨ましいと思っているこの施設の健全な維持は豊橋市として必須だと思うのですが。

そして愛知県は県レベルの自然系博物館を作って欲しいです。

 

そして全国の博物館関係の方が今回の国立科学博物館の出来事を契機に国に働きかける動きがあると良いのですが。

 

本当にねぇ、半分以上が実際観光旅行だった自民党議員さんのパリ視察の予算よりもこちらの方が大切ですよ~。

 

ある意味激震の1日だったと思います。