連続テレビ小説(通称朝ドラ)「らんまん」観ています。
牧野富太郎さんをモデルとした槇野万太郎のドラマ。
奉公人で相棒だった井上竹雄との(まるで嫁だった!)やりとり楽しく、竹雄は高知で姉の綾と結婚したためしばしドラマに出なくなり、「竹雄ロス」になるかと思いきや、
ついに結婚した寿恵子さんがまた可愛くて、万太郎とのやりとりも素敵で楽しんで観ていました。しかし、、、
「らんまん」想定内ながら辛い展開になってきました。ここから試練の時が。
ですがその後、史実ではまぁまぁ幸せな人生だったのでドラマも安心してまた見られると思いますよ!
ドラマも好評で、様々な所で「牧野ブーム」が来て、各植物園や博物館などで牧野富太郎に因んだ展示があるようです。
そして雑誌での特集や、新たに本なども出版されるようになってきました。
そんなわけでつい買ってしまった数々・・・。
上左が雑誌「サライ」、その右がアート作者(になるのか、富太郎さん、)について取り上げたシリーズ本の一つ、「私の花生活」では富太郎さんの植物標本が。
そして下左が富太郎さんの植物画集!特に植物画集が1000円台で手頃に入手できる形で出たのはうれしいところ。これは買ってしまうに決まっていますね;
この前、豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)でもイベントコーナーでささやかに牧野富太郎展が行われていました。観ることができました。
本当は公園敷地内の外の「牧野プランツ」探したかったところですが、この暑さではと断念。
多くの植物標本を採集して遺された富太郎さんです。標本と言えば、、、
時折ボランティアで植物標本整理する機会があるので、富太郎さんの物や他の所の標本を目にすると、テープのかけかたやラベルはどんな風になって、どう貼っているのかな、ということをつい見てしまうようになりました。
豊橋自然史博物館のこのガイドブックは、そんな植物標本の意味や作るときの注意点、どう役立つかなどを詳しく述べているので、1度目を通していますが、多分折りに触れてまた読み込んでいきたいと思っています。
さて、ドラマの影響もあってか、植物標本が注目され、趣味でも作る人が見えるようになったりしていますが、懸念と言えば、珍しい植物などを欲したり、趣味として標本作りが目標となってしまって自生の植物の存続自体が危ぶまれるようになってしまうことですね。
このあたり写真家のいがりさんが懸念され、身近な滅ぶ必要の無い植物採集と標本作成を薦めたい等、納得のメッセージがありました。
www.facebook.comFacebook出しか見ることができないですが・・・。
富太郎さんが生きていた頃と現在とでは植物が置かれている状況は変わってしまい、「らんまん」で登場した植物の中には絶滅の危機に瀕しているものもあります。ドラマは本物では無く、そっくりに作ったレプリカを使用しています。
それから、ドラマの時代はまだ植物たちが健全だった時代なので、ドラマを通して植物始めとした生物多様性保全の必要性などは伝わらないのじゃ無いかな・・・。
さて、富太郎さんブームの最中、そんな流れに媚びず(?)、あくまでも独自路線で頑張っている所もありますよ!
それが、
はい、鳳来寺山自然科学博物館。
ここは学芸員さんと友の会活動などの方々の距離がとても近くって、活動も楽しいので魅力的だと感じています。豊橋市自然史も頑張っているけれどね。
ただ、、車で集合メインな場所が殆どだからなかなか参加できていない・・・。
そんな鳳来寺山自然科学博物館で、愛知ゆかりのナチュラリストであった井波一雄さんの植物画が見られる様なので是非とも行かなくちゃ(飯田線とバスで可能です)。
因みに、我が家には・・・。
何故かこの本が。
家人がネットかなにかで比較的安価に売られていたのを見てゲットしたそうです。
故人に成られた井波さんですが、私は以前1度だけとある写真展の時、隣接の喫茶店で見かけています。
植物学者として有名ですが、、毒舌でも有名だった方でした・・・。
ドラマで万太郎さんが植物見付けると我を忘れて夢中になってしまうところは「分かる!」気がします。
田邊教授が出入り禁止にした理由は、論文に名前記載が無かったと言う理由はきっかけにしか過ぎなくて、これが無くても他の理由でそうしたのではと思います・・・。
人って気に入らないとか嫉妬とかを抱く相手のあら探しをするものであることは経験的に知っている。一つ難癖クリアしても次の難癖が来るから。それは次に繋げるとかの建設的な物では無いですしね。
今日(7月31日放送)の教授の言い分もなんだか随分一方的だったな~。
史実ではまぁドラマでも出てしまった面がある富太郎さんの周りの状況を省みない無頓着な所が嫉妬よりも招いた要員らしいとのことです。謝辞も書かなかったらしい(常にみたい!)です・・・。
ドラマの今後の行方も気になりますね。
そして買った本はちゃんと読みましょう、私。