韓国の地方都市のオサレな住宅地のど真ん中にある遊水池は希少なジムグリガエルの生息地と位置づけられていた。近くの公民館には生物多様性についての展示もある。こうした自然の豊かな地域の不動産価値は他と比較して高いそうだ。すでに保全についても後進国になってるな。 https://t.co/ynQ8bOndcr pic.twitter.com/OzSQp6LTaQ
— 工房うむき (@kobo_umuki) 2022年2月3日
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残念ながら、日本は全体、もう既に先進国では無くなっていると思う。
そしてそれは環境面でも言えているというのか、最も遅れていると言えるのかも知れません。
この前、「世界ふしぎ発見!」で見たニューヨークでも、勿論、ニューヨークには治安など負の面もあるけれど、環境の取組などは進んでいることを実感させられたし、
お隣の韓国などは上の記事のように草地などの生い茂る遊水池も街中なのに保全されている。日本だと過剰な園地にされてしまっただろう。
韓国は、熊谷さとしさんという哺乳類観察者によれば、カワウソの保全についてもとても進んでいて、日本でほぼ絶滅させてしまった(現在対馬に確認された!)事例を反面教師にしたというのだから。
(今度はそれで増えたカワウソと人との軋轢問題が生じているらしいけれど)
上の韓国での保全遊水池。これが日本の地方都市だったら、やたら園芸植物(外来種候補群)植え込んでみたり、挙げ句の果てに周りを桜で取り囲むんだと容易に想像出来る。カエルの生息地はもの凄く狭められてしまうだろうな、まだこの国はそんな価値観で回っている。
(画像でも植樹とかそれっぽいのはあるけれど。リプライのもう一例はもっと理想の姿に近そうだ。)
望むのは全く開発やめろとか、暮らしや事業の支障になる木々の伐採までするな、というのではなく、
自然の木や虫や鳥などの生物多様性寄りにもう少しシフトできた仕組みになればいいのに、というそれだけの話なのだ。
過剰なまでの桜偏重やわざわざの植栽、自然の中の園庭化なのではなく、そこの自然生態系を楽しみ共に生きていける社会にシフトする、それだけでいいのに。
一般の日本の人の自然に対する価値観は、遙かに乖離があることをこの頃感じることのほうが多いこの頃。どうしたら自然生態系の価値に気付いて関心を持ってもらえる?話はいつもそこに行き着く。そしてそこにたどり着けるようなことを果たして自然観察という場で話したりしてきただろうか(している場所もあるけど、案外大方やってないと思う)。
これは海外でもだけれども、自然寄りと言えばワクチン反対とか例のオーガニックの過度な入れ込み(何かを治すとか)というあらぬ方向にばかり行ってもしまっている。