もり~ゆ 野巡りの日々、第3章

身近な場所を始め、自然のことなどを書いていきます。

連続テレビ小説「おかえりモネ」完了!

連続テレビ小説=通称朝ドラ。

あまり私は朝ドラは見ないのです・・・。

偶然テレビで流れていても、BGMみたいな感じで扱ってしまい、見入ることがあまりなくて。

過去、見たものとしては、

あぐり」「天うらら」があって、「ふたりっ子」(これはモネのお父さん役内野さんが主役の彼氏役で出てますよ~、若い!)、

しばらくして、途中で面白そう、となって見た「あさが来た」。そう、ここでモネ役の清原果耶ちゃんがデビューで、奉公人ふゆ役だったのだね。

「エール」は豊橋市もロケで出てくるので最初から見ていました。

 

「エール」以外は、途中たまたまテレビを付けていて、「あれっ、面白そう!」となって見るパターンが多いので、最初を知らないことが多いんですよ;なので「おかえりモネ」もそうなんです;;登米編途中から見ました。最初、森林組合が舞台なので、樹や森の話題が出ていて、自然観察をしている身にとってはそれが良いなと思ったのと、山と海は水で繋がっている、という言葉もあるのは嬉しくて、各登場人物の描写も魅力的だったので引き込まれていきました。

(物語は気仙沼の亀島から登米森林組合に就職したモネが、気象予報士という仕事に興味を持ち始め、やがて東京の気象観測会社に転職するが、やがてその気象予報を活かして地元の気仙沼に戻るというもの。)

島の同級生の幼なじみ達とのやりとりもらしくて良かったし、森林組合サヤカさんがかっこいい大人であったし、東京での気象会社のメンバーの皆さんも素敵だったな。意地悪な人というのが基本いない。どの登場人物も愛おしい。

しかし、、やはり、印象強かったのが青年医師の菅波先生です。最初な~んか嫌なヤツだったのが、やがてモネちゃんを応援していく姿に変化するのかな~、位にしか思っていなかったのに、こんなにモネと共に心に残っていく役になっていくとは思わなかった。

同級生亮の苦悩抱えながら無理して皆に気遣いする役も切なかったです。永瀬廉君の表情での演技が素晴らしかった。

 

最初は、モネの気象予報士としての歩みと先生とのぎこちないながらほのぼのする関係、周りのみんな、という感じで見ていましたが、、みーちゃんと亮=りょうちんが東京に来た辺りから、ドラマの進行に心がざわざわしだした・・・。みーちゃんの姉モネへのどこか鬱屈した想いとか、りょうちんへの空回りの想いとか。その中での菅波先生とモネの間での進展とか(でもこの辺りから遠距離恋愛になっちゃうんですよね)。

 

お話しは宮城で東日本大震災に遭っていて、以後登場人物がそれぞれ受けて抱えた痛みに向き合い、寄り添うというテーマでした(中には震災がらみではない痛み、もあります)。

 

後半は、それぞれの抱えてきて、重しだったそれらへの解決とまで行かないけど回収作業みたいな感じで進み、最初は現実はそうもいかない事を思えば、さほど辛くはなかったけれど、

最後の方で、えっ、コロナの絡みそう来るの?みーちゃん、抱えていたものはそれだったのか!!、と来たから、どうなるのか気になって心が不安定でした(苦笑;)。

或る意味、特に後半は、NHK版ジェットコースタードラマ(笑)。

バイオレンスは無いし、登場人物の暗転も無いよ~、視聴者の心の上げ下げがそれだったのです~。

 

今日は最終話で終わってしまったけれど、良いラストになって良かった、何よりモネと菅波先生が気持ちは揺らがなくても会えなかったりしていたから(中村先生のばか→違;)、会えて良かった。2年半も会えなかったなんて;;(リアル世界、医療従事者の皆さんの今がそうなのでしょうね;)どうか今後はあんまり会えない時間が長引かないでいて欲しいよ~、と願う。現実の世でも、コロナが収まって、再び家族や友人、恋人が会える日が来て欲しいですね。

 

それぞれの痛みと寄り添い、そして地元にいても、東京に行っても良いし(すーちゃん)、その地に縁があって来たのなら地元、外から来た人の隔てなんて無いよ、というメッセージもあったかな、葛藤はあるけれど。

 

この6か月、このドラマに救われたと言っても過言ではありません。

 

震災のことも扱ってはいて、しかし福島原発事故に関しては綺麗に無いのは致し方ないようなそうでないような複雑感もあります。コロナのことは出ないかな、と思ったらダイレクトではないけれど先生の立場で出てきてしまったけど。

 

しかし、この頃、コロナ感染の不安と対策に気を使い、自粛の日々、それ自体はまだ自分自身は対応できているけれど、息子にストレスが生じてその対応もしたり、知っていた人が陰謀論に嵌ってコロナ軽視し始め、げんなりするようなそのSNS内容を見たり、コンセプトが気に入って通ってまで来ていたお店が感染が拡大の中でもマスク無しの対応なのを知り、もう行けなかったり、豊橋市で感染者が増えていた中、現市長はまるで当てにならなかったりという、、そして近所の自然環境の劣化が生じて辛いのも加わり、次第にふさぎ込む様になった中、毎日ドラマを見ることで癒しや、温かい気持ちになれました。モネと先生のゆっくりとした恋愛や、会えない日々にどうなる~、とドキドキもしてしまいましたよ。

決して良くあるような予定調和はなくて、辛い面もあるけれど、静かに内面で語られるドラマ。

そしてツィッターでのドラマ感想の話題や皆さんのモネ絵が素敵で楽しい!私はこの手の絵は描けないもの。

こんなに気持ちが入り込んだ朝ドラは初めてだったなぁ。そもそも、次の展開がどうなるか気になって溜まらない、というお話し自体、長らく会っていなかったかも。

本当に、半年間、ありがとうございました。

丁寧に描かれた質の高いドラマだったし、或る意味凄いドラマだったし=後半は本当に密度が高くて付いていくのが大変だった;;、ラストも暖かい終わり方で良かったです。

 

あれ、そういえば、樹の笛から芽吹いたブナの樹の植樹祭、まだだったよね?

是非!スピンオフで永浦家(先生もりょうちんも一緒で)と、幼なじみのみんなも入れて、サヤカさん主導の下、やってくださ~~い!!山の樹の葉っぱ(広葉樹)は海のお魚や牡蠣の栄養になるのだから、正にこのテーマに叶っているし。

みんなのその後も知りたい。どうかまたテレビで会いたい!!

植樹祭でなくても、スピンオフ希望です!!NHKに要望出そう~。

 

DVDボックス購入は必至ですね。予算の検討しなくちゃ。

*ストーリーはあまり明確には書かないようにしているので気になる人はNHKプラスとかDVDとか、いつか来る再放送で見てください。

なかなかまとまりない文章で済みません・・・。ちょいちょい文の手直ししました;