もり~ゆ 野巡りの日々、第3章

身近な場所を始め、自然のことなどを書いていきます。

地球を守ろう~in 豊川 谷口たかひささん講演会参加。

11月19日、

豊川での谷口たかひささんの講演会に参加してきました(第一部)。
地球温暖化などの地球環境のことなどについて各地で講演に廻っている方です。

去年は谷口さんとも親しい、藤原ひろのぶさんの講演が、豊橋であることを知って参加しました。講演内容には、藤原ひろのぶさんと似た、共通した内容も幾つかありつつも、谷口さんならではの視点も伺うことが出来ました。
イケメンさんであることが話題ですが、私的にはなんだか気さくなお兄さんという感じでしたね。

 

さて、講演内容で印象に残ったことは、、
週1でクレジットカード1枚分のプラスチックを私たちも食べている程、既に海でのマイクロプラスチック問題は深刻になっていること、

気候変動で起こっている世界的な影響(オーストラリアの火災、アフリカなどでのサバクトビバッタ増加、干ばつなど)、

南極では今年2020年2月に20.75度となり、Tシャツで行けてしまうくらいだったこと、
北極で今年の6月、気温が38度にまで達したことがあり、それは2100年以降と予測していたことが今年に起こってしまった出来事とか、

未来を守るために何も行動しない大人に失望した子ども達→だからこそ学校の授業をさぼって気候変動デモに参加している、等、
様々な話をお聞きしました。

 

特に目から鱗だったのが、ヨーロッパなどでの学校と日本の学校での教育の違いで、

ヨーロッパでは環境教育に割く時間数が多いのに対し日本は少ないこと、
「日本は義務を教えるが、権利は教えない」ということや、
その日本の教育で生み出されがちなのでしょう、「やらないといけない、やってはいけない」だけの義務脳と、そうではない「やってもいい」が大半の中にやらないと、、またはいけない、、が部分になる権利脳の違い、というのを知ったことでした。
前者は苦しいだけですよね~~。自己肯定感も低くなるよね。


正義の押しつけは反発する、楽しさがベースにあって少しの正義が一番という話も。

大人の背中を子ども達に見せる、議論ではなく行動で示す事の大切さも話されていました。


谷口さんの講演会、もし機会がありましたら参加してみてください。


会場ではペットボトルではなく、マイボトル持参の人が多かったのも印象的でした。これはいいね!

この日はまた、温かいと言うよりは暑い感じでしたね;今ぐらいだったらもうカーディガン1枚はおるのですが無しで済んでしまい、汗が出るくらい、家では靴下も要らない。
室内気温が24~25度とは~~。
寒さは苦手ですが、今度の冬くらい、冬らしくあって欲しいです。

*気候変動デモなどの映像見ていて、昔自分も若い頃、名古屋で*(下に追記)「アースはアートカーニバル」にそれなりに変装して参加したことを思い出します。

でもその気付きと啓発(デモなど)から今後どう動いていくのか、、昔のムーブメントと変わらないまま過ぎてしまうのか、残された50年(気候変動を少しでも食い止めて人や生き物が生き残れる地球への道へのリミット期間)に対して問われる分かれ目があるように思います・・・。こう書くと食い止められなかった我々大人の責任も感じるのですが(日々の生活でそれなりには、やってきたけど;;)。

 

*もうひとつ。

世界的な気候危機を知って、ではどうすればいいのか?それが分からない、、、という声。

谷口さんの提案の数々の実行も手がかりになると思いますが、普段の身の回りでは、「ちょっとこの所冬暖かいね~、夏はなんだか暑いなぁ、」という感覚くらいかもしれません。

ですが、日本、そして東三河豊橋の片隅でも、影響と思われる出来事は、身近な自然の中にじわじわとあるのですが。

今の所、オーストラリアやカリフォルニアのような大規模な火災は無いし、サバクトビバッタトノサマバッタよりも大きいらしい)が大挙してくることもありませんが。

こういうことを、自然観察で取り上げることは時折あっても、広く一般の周りには実はあまり知られていない、伝わっていない、、と実感しています。

 

と、言うことで、
身の回りでの気温変化などまた取り上げてみたいと思います。ここでも記事にしますよ。ちょっと待っててくださいね。

 

*追記

「アースはアートカーニバル」は、当時のアースデイ名古屋主催のカーニバルデモのことです。当時アースデイに協力している各地公共工事からの自然保護団体の人が集まっていました。皆さん、ただ、デモしただけじゃなくて、ぞれぞれの所で自然を守るための観察会や行政への要請など様々な事をしています。

当時も地球環境に影響を与えない暮らし方や製品の選択などの提案や実行があって、私も今もそれで使っている製品などありますよ。完璧ではないけれど;;

 

地球環境への関心やアクションは、1990年代にも大きなうねりはあったけれど、一旦下火になった感じはあって、一部関心のある人と、そうでない大半、という感じで今に至った気がします。東三河、多分その比率差高いと思う。この流れが変わることを望むしお手伝い(些細なことでもいいし)が出来るなら、していきたいです。

谷口たかひささんのサイトです。

hontounikachinoarumonowa.com