もり~ゆ 野巡りの日々、第3章

身近な場所を始め、自然のことなどを書いていきます。

豊橋公園は、いったい、誰のもの? 闇雲にアリーナに向かう前に本来して欲しいことは? 後編

市民合意も市町公約も全く無視で、説明会も八町校区だけの極最低限でしか開催せず、5000人規模の諸々な収益や交通なども含めた不合理な計画、果てには建設前提で計画を立て直す度に出てくる様々な諸問題・・・。

どうして災害の恐れのある場所に豊橋球場を移転までして行わなければならないのでしょうか。

www.change.org

そして、市民の公益にならず、民間企業の儲けにしかならないだろう、リスクの非常に大きなBTコンセッション方式での運営。

そして何より環境破壊。



そんなアリーナ計画なんかよりももう少し市民と公園の自然と生きもの共に歩めるあり方の方を模索していった方が何倍も豊橋にとって良くないですか?

 

本来は、豊橋公園をどう未来に向けて存続させていくべきなのか、そこなのではないでしょうか?

 

豊橋公園に関わる市の部署は、都市部公園緑地課、そして環境に関わるので環境部環境保全課、吉田城などの文化財に関して教育委員会美術館、そして運動施設があるのでスポーツ部スポーツのまちづくり課、

と複数の部署が関わります。

一つの部署だけで豊橋公園全体のことを決めていくのは限度があるでしょう。

そして何より多くの市民が親しんだりしてきた場所でもあるのです。

今一度、アリーナ計画は止めて、部署を超えて、文化祭や歴史、環境についての専門家、樹木管理の専門家、市民にとっての運動の場について、等など。行政だけでは無く市民や学識者を募って、

豊橋公園を総合的に見て人と歴史と文化と市民のための運動と、そして環境(ここは外せない!)が共にこれからもあるあり方について検討する機会が求められるのでは無いでしょうか。



世界では、環境問題が様々起こっている中、これまでの環境を破壊して発展する方法から、環境を守り、むしろ増やしていくことで経済活動を行っていくグリーンインフラ、ネイチャーポジティブの方向へ転換しつつあるようです。

日本はその流れに遅れを取っているどころか、むしろ逆行して各都市公園の樹木を伐採するような、アリーナなどの再開発事業が各地であり、それぞれに反対運動が起こっていて問題視されています。

豊橋はそんな日本の事例に追いかけて倣う必要はないのではないでしょうか?

むしろいち早くネイチャーポジティブの視点から、豊橋らしさの象徴である豊橋公園の樹木を維持し、その自然を活かしながら公園運営をしていく方向性に転換した方がより最先端なのではないでしょうか。

勿論、運営にはお金がかかるのであれば、これまでの通り使用料は必要だとも思いますし、民間委託もいるのかも知れませんが、BTコンセッションではない方が良いですね!!

豊橋公園のための財団法人とかそんな形があっても良いのかもしれません。

市民も公園運営に積極的に参加があっても良いと思います。

これまでも行われてきているような観察会や探鳥会の開催、公園内のウォークラリー、各運動施設での市民による競技イベントのお知らせ、環境維持のためのゴミ拾いや外来種除去、見回りや保全のための活動など。

(現在も公園のための清掃などを市民が参加するためのアダプト制度があります。)

そんな活動をまちなかの店舗が応援して、市民が公園のための持続可能な活動をしたらマイルがたまって応援店舗の利用に繋がる手法を探るなど。

これを読んでいる皆さん、どちらが豊橋公園にとって素敵だと感じますか?



今も豊橋市はアリーナのために説明会も行わず、パブリックコメントも公正な審査をせず、稚拙な意見動員も黙認、そして基本計画が市議会で了承されようとしています。

どうか市がこの動きを見直すための様々な働き掛けに皆さんのご協力をお願いいたします。