もり~ゆ 野巡りの日々、第3章

身近な場所を始め、自然のことなどを書いていきます。

豊橋公園は、いったい、誰のもの? 始めに。

豊橋市は公園が多い市です。

市役所内に「公園緑地課」が設けられたりしています。

その公園の一つ、豊橋公園は様々な要素が集まった、豊橋ならではの公園と言って良いでしょう。

私は豊橋に来て20数年になりますが、鳥を見に行ったり、まだ小さかった子どもを連れて遊びに行き、一緒に落ち葉拾いしたりお濠跡に降りていったり自然観察したりと数多くの恩恵を他の豊橋の人たちと共に受けてきました。

豊橋公園、と言えば真っ先に思い浮かぶのが吉田城ですね。

近年注目を浴びてきています。吉田城と石垣の保全のあり方が検討されているようです。

そして近くには市民が1度はお世話になる市役所が。豊橋公園は市の中心地にある正にシンボル的な公園だと言えるかも!

そして中心市街地にありながら自然が残されている場所でもあります。

豊川向こうには金色島が。

巨木を始め様々な樹木が存在して森さながらの場所で、猛暑の中でも涼しい場所を提供してくれています。

760種以上の植物が存在し、

年間平均30種の野鳥も確認されてきています。

何と、4種類のカニも見ることができますよ!!

公園では文化的な楽しみもできます。三の丸会館で抹茶を飲むことができたり、

豊橋市美術博物館で様々な展示を見る事も出来ます。

三の丸会館含め、ちょっとした休憩に寄れるお店が周辺にはあります。ランチを食べるお店も。

吉田城の他に、歴史的な遺産として忘れてならないのは、歩兵第18連隊の訓練場所であった頃の戦争遺跡が残されていることも。

そして、公園東側は多くの市民や学校に通う子ども達の部活などの場としてのスポーツ施設があります。

その一つが野球場。最近、中日×阪神戦がここで開催されたばかりですね。

最近リニューアルされた陸上競技場もあります。

そしてテニスコート弓道場。

市民プールもあったのですが・・・。

小さな子ども達が遊べる児童遊園もあり、子どもが小さかった頃遊具で遊んだことも思い出として残っていますね・・・。

豊橋まつりでは、造形パラダイスが開催される場所としてもお馴染みです。

 

公園の城趾がある西側(城の名残はそこだけではないのですが)、市民のスポーツの場がある東側をつなぐような形で自生樹や街路樹が存在しています。

そうです、豊橋公園は様々な要素を合わせ持ちながらも樹木がつなぐ一つの公園なのです。

そしてこの場所は環境基本計画の中の「生物多様性戦略」での「ネイチャースポット」の一つでもあり、生き物のための公園でもあるのです

 

このように、他の公園と共にですが、豊橋公園豊橋市民の多くが様々な形で利用してきた、正に豊橋市民とそこに暮らす生きもののための公園として今存在しています。

市役所の極一握りの権力者や、市の政治家、わずかな企業や有力者のためにあるものでもありません。

 

皆で考えていきたい、

豊橋公園は、いったい、 誰のもの?

 

改めてこの場所のあり方も含めて考えてみたい事を取り上げて行けたらと思います。