もり~ゆ 野巡りの日々、第3章

身近な場所を始め、自然のことなどを書いていきます。

豊橋公園のあるべき姿とは?

豊橋市に住む人のどれくらいが、この場所のことについてどれくらい知っていてどう考えているのでしょう?

 

人によってそれぞれですが、多いのは豊橋まつりでの造形パラダイスの場、でしょうか。または部活動での試合でテニスコートを使用したり、野球場や陸上競技場を使う、市民プールなど。

お昼休憩時には天気が良ければ、市役所の人が外でお弁当を食べる様子が見られています。

私のように一人で、川沿いや公園内のベンチでお弁当食べつつのんびり景色などを楽しむ人も見えるでしょうし、子ども達が遊ぶ場所でもありますね。

特集記事でも書いたのですが、この場所は歴史や文学、そして年数を経た巨木が多く、在来の植物種も割りと多く存在し、野鳥も見られ、カニも見られる自然が残っている場所でもあり、豊橋市の環境基本計画で、市街地無いのネイチャースポットにも位置づけられているのです。

(そんな場所を開発しやすいように制度を変えていると言うことが行われているらしいですが。)

 

この場所は、どう存続していくべきなのか?

前の記事に書いた小石川植物園での小石川植物祭はそれへの良いヒントになっている気がします。

koishikawabotanicalfestival.org

自然観察会や探鳥会が既に行われてきているのであるし、子どもの遊び場としての自然学校開催もされてきてもいますが、

この公園でイベント開催するなら、無理矢理な規模で建物を建て、園路を広げてキャパを超える人流を入れようとしたり、本来のスポーツ応援を虚飾にまみれた仕立て上げでのプロバスケット競技場にするのでは無く、

そして、赤字収支という税金投入をするのでも勿論無くて。

 

自然や歴史のこと、歩兵隊があった戦時の遺跡を見ながら平和を考える、吉田城のことなどを過剰な整備はせずとも、お金はかけなくても知恵を出して、この公園の今ある魅力を最大限に活かし、参加者が体感しながらこのエリア内の様々なことを楽しみつつ知って次の豊橋市に繋げていける様な企画がきっとできるはずでは、と思うのです。

スポーツについてなら、公園の自然を体感しながらできるジョギングやノルディック、競歩なんてのもできそうですし、豊川で現在SUP(スタンドアップアパドル)と言うのかな、を行ってもいます。

地域の部活大会のことの普及を深めたり、市内のそうした生徒達の従来の活躍をもっとバックアップするという方向性の方がより地に足が着いて理にかなっている。

 

今日本各地の都市公園が、むやみな再開発に曝されている嘆かわしい現状です。

皆でこの場所にふさわしいあり方を本当は考えていくべきなのではと思うのです。