もり~ゆ 野巡りの日々、第3章

身近な場所を始め、自然のことなどを書いていきます。

連続テレビ小説(朝ドラ)らんまん

はい、見ていますよ。

朝ドラ「らんまん」。

植物学者牧野富太郎さんをモデルとしたドラマなので言うまでも無いですが。

ドラマの作りも丁寧で、主人公の槇野万太郎が植物に惹かれていく過程や、植物観察の視点なども抑えどころがしっかりあって面白いです。

植物観察で自分が気付かなかった点もいくつかあったりで。

 

特に今日の回は神回です!

 

録画しましたが、万太郎君が東京へ家業の酒の出品という名目で、憧れの植物学者さんの博物館を訪ねるのですが、

研究員さんが熱心に作成整理している植物標本に目が行きます!!

そして標本を作ることの意味、植物が何であるかを確かめる方法、学名の付け方、和名についてなど、

どこかでこのテーマを普及したいと思ったとき、この回で説明ができてしまう!!

15分のドラマの枠の中にここまで的確に盛り込んだのは凄いです!!

 

植物研究や分類に携わる人、標本作製や整理に取り組む人、また関わる方にとっても神回ですね!!

 

以前から植物標本整理のお手伝いに関わることもあったので、植物標本を見ると気になるようになりました。どんな風にやっているのかな、って。

この前の名古屋市博物館での陸前高田博物館資料修復の展示でも植物標本会ったので、じっと見入ってしまいました。

 

実は、当初、植物標本にはあまり良いイメージを持っていなかったのでした。

採取、そして生きていない状態にして集める、ということにネガティブな感じを持っていました。

当初いた場所でその見方も強かった?(意義は知って見えていたと思いますが)事もあると思います。

しかし、今後の研究や植物の保も含めた分野でこのような資料が整理されることの意味を知ってから見方は変わっています。

 

とはいえ、、

現代は、万太郎君(富太郎さん)が生きていた時代とは違って、当時普通に見られた植物の中には絶滅に瀕してしまっているものもあります。。。

標本記録のためのこうした植物に対する捉え方には様々あると思いますが、やはりそこは慎重になって欲しいし、何よりその植物自体の今後の生存の方を優先して欲しいなぁ、と思っています。

 

私としては、

自分が積極的に標本採取や作成をすることは無いと思うけれど、データ的に情報を出した方が良いな、と思ったもの、差し支えない状況の物に関しては情報としてお伝えしたり、未整理標本の整理にお手伝いすることはしていきたいかな。

あ、少しくらい採っただけでは減ったりはしない種の植物は採取して標本作製してみるというのをやってみることは良いかも!!

(シロツメクサとか外来種とか、その辺の身近植物なら。)