この後は、第2部として、アリーナ建設予定の場所を見ることになりました。
まずはカニのいた場所から三の丸会館近くまで(まだ建設予定地では無いですよ)。
ここの石段、朝ドラ「エール」で主人公の妻が幼少期の頃降りていく場所として撮影されていますよね。
朝倉川に架かる橋で。
ここでこの前、市長と知事と、室伏広治さんがアリーナのことで訪れて記念撮影したんだよね;
この様子をどう見たのかな?右手にはソメイヨシノ並木が有り、花の頃は見応えあります。
橋の近くにはムクノキの樹があり、この様子も観察。
川辺にはクロベンケイガニが。
ここから建設予定地に近づいてきます。
まだこの場所は予定地の外ですが、建設工事になったら資材などが置かれる可能性もありそうだとのことです。このあたり普段は山地に見られる植物が自生しているところでもあるのです。損ねたくは無い場所です。
駐車場に出て、
もうここは建設予定エリア内。奥には廃止されてしまった市民プールが見えます。このあたりも色んな木々が生息して木陰を作っています。
ここが新アリーナを立てる予定となっている場所。その画像右にあるのは?
樹齢を重ねた、先ほど朝倉川の橋にもあった、ムクノキ。大木です。とても見事な樹ですが、アリーナの工事が始まったら間違いなく伐られると思います。
このことに心配の声が。
観察会で案内しそびれてしまったけれど、こんな石碑もあったことに下見で気が付きました。
画像中央のフェンスがある場所がテニスコート。ここが立体駐車場になる予定となっています。周囲には木々が。ここは公園の林と連続となっている場所です。木々の伐採が行われると、間接的に公園内の林の乾燥化などが起こりますね。
テニスコートそばの歩道。かなり樹が伐られてしまうのでは無いか、と皆心配しました。
児童遊園に向かいます。
私の子どもも小さかった頃、ここで遊んだことがありますよ。
遊具が古いそうで、新しい良い物に変えて欲しいと市へ要望があったそうですが、予算が無いとの理由で断られたとか。それなのにもっとお金がかかるアリーナはあっさり了承なのは変な気もしますね。
計画では縮小及びリニューアルとなっています。
そしてここには、最近豊橋の巨木・名木にも指定されたばかりのカイヅカイブキがあるのです。
その後ろには、
暑いときは木陰を提供してくれる木々が。
実際に歩いてみると、工事が行われると相当数の樹木伐採が行われてしまうことが分かります。
下見の時は猛暑とされていた日でしたが、豊橋公園は木陰のあるところは結構涼しくて過ごしやすい所でもあるのです。なので近所を歩くような大変さは無いのです。
駅前で暑さ対策のミストが出ていましたが、涼しそうな割りには全くでした・・・。
公園の木々のある場所のほうが遙かに効果があるのです。
もし工事で予定地の樹木伐採が行われると、その場所はヒートアイランド化となり、真夏はとても厳しい場所になりそうです。植樹すれば、と行政サイドは考えるのでしょうが、永年かけて大きくなった樹木の変わりになるのにはかなりの年数が要ります。
ヒートアイランド化と城趾がある公園の林への乾燥化という間接的影響、5000人規模のイベント開催などに伴う騒音など周辺住民への生活環境への影響などが懸念されますね。
今回参加のみなさま、ありがとうございました!飛び入りの親子の方もお付き合いくださり感謝です!
参加のお一人は、東京やフランスで過ごした経験もあって、外に出たこともあって、外から見えてくる豊橋の良さに気付いたそうです。私が豊橋公園はパリの郊外みたい、とSNSに書いたことに賛同してくださったのが嬉しい。
このほかにもマグワの実が成る頃採りに行くのが楽しみなこと、豊川沿いでのんびり過ごしながらお弁当を食べる過ごし方など、改めてこの場所の魅力について皆で話すことが出来たのも良かったことでした。
8月は一旦お休みして、また9月から開催できればと思っています。案内をまたその時には出しますので、よろしくお願いいたします。