もり~ゆ 野巡りの日々、第3章

身近な場所を始め、自然のことなどを書いていきます。

杉本美術館

10月17日

Yu-Yuさん、16日から年1回の会社規定の9連休に入りました。

休み明けからそろそろそこの会社では繁忙期に入って忙しくなるね・・・。

その9連休中の間に、美浜町にある杉本美術館に行こう、ということになりました。

実は以前から、機会があれば行ってみたいな、と思っていた所でした。なかなか行けずにいる間に、何と今年の10月末で閉館というおしらせが・・・。

コロナ禍に伴う来館者減少が要因で、そして運営側の名古屋鉄道が役目は終わった、と判断したためでした。

(それないよ~~、と思いましたが。また、美術館の存在意義は単なる営利だけには留まらない文化的存在価値があるはずなのにというコメントもFacebookでいただいています。)

こちらも、感染の波が収まっている今行くとき。

名鉄線の切符は、Yu-Yuさんがチケットショップでお得な切符を買ってきました。→こういうのはやっぱり得意だね。

ということで、豊橋~神宮前~知多新線乗り換えで、最寄りの美浜緑苑に到着。駅周辺はのどかな感じ。

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お昼はここで。

豊橋駅で買ったお弁当を、駅最寄りのこの公園で頂きました。

*お店がありそうなイメージでしたが、実際に行ってみると近い場所にはなかなか無かったので、買っておいて良かったです。

美術館は、閑静な住宅が建ち並ぶエリアの中にありました。

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美術館に着きました。

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ここには載せられないけれど、この美術館の元となっている画家、故杉本健吉さんの展示作品が数多く展示されていました。洋画の他にデザイン画、オブジェ、曼荼羅、緞帳のデザイン一部など、多岐にわたった作品が展示されています。

作品全体は、暖かみを感じる物が多かったですね。絵を描くのを楽しんでいる感じが伝わってくるような。

森の葉っぱを題材にした作品もありました。

絵もそうですが、美術館の建物全体が、洒脱でしかも華美すぎず、とても素敵でした。

途中の通路から見える池と森の眺めがとても良い!

そして抹茶も頂ける休憩室からは、こんな眺めが。

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休憩室から。

海が見えます。その間を電車が通る様子も。真ん中にソーラーパネルさえ無ければ・・・。

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分かりにくいですが中央は池がありました。

メッセージを書いて壁に貼るようになっていたので、閉じるのは惜しい気持ちを書いて貼りました。

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お庭も良かったです。

パンフレットには、杉本さんの残した言葉、「作品はパブリックなもの 死蔵してはならない」が載っていました。

その通りですね。

作品は財団が管理、建物自体は名鉄のもので、まだ残ってはいるそうです。

出来れば、コロナ明けに再開して欲しいと願っていますが。

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閉館前に、訪ねられて良かったです。できればもう少し行きたかったですね。

電車での長距離移動、海上の森ではあるけれど、それでも久しぶり。

Yu-Yuさんにとっても出かけられて良かったようです。彼にとっては電車旅が一番で、美術館は2番目くらいだけれど・・・。でも美術館も良かったと言っていました。

作品と、建物の中の細部にも杉本さんのユーモアがあふれていた、良い場所でした。

どうか再び見られる日が来て欲しいです。