もり~ゆ 野巡りの日々、第3章

身近な場所を始め、自然のことなどを書いていきます。

自然派の方が崇めている市長がいる泉大津市で起こっている出来事

自然派の方が好意的に見ておられ、要望を出すのにも参考にされている、泉大津市長南出さんという方が見えます。

今回書く自然派、とは、生物好きで生きものの住処の湿地や森の再生に取り組んだり、調査したり、生物多様性の実現を目指す方ではなく、

余分な薬や農薬を使わない「自然のまま」の食材や暮らし方を好み、目指すという方向の方のことになります。

ワクチンにも否定的な考えを持ち、病気には薬に頼らず自己免疫力を高めることに重点を置き、標準医療では無く代替医療と呼ばれる手法を尊ぶようです・・・。

 

果たして、泉大津市長さんも反ワクチンを主張することで有名となっています。

お子さんのコロナワクチン接種券は全員送付では無く希望者のみ送付という形を取っています。このことに歓迎する声がある一方、強い懸念を示す声も出ていました。

(残念なことに他の自治体でも申請式の所があるようです。)

*そもそも、現日本で、コロナワクチン強制はしていないですよ。努力義務は薦めていますが。

接種券は全員配布は平等性のためにもあって良いのでは無いでしょうか。

勿論、副反応が出やすいなど懸念ある人が無理矢理接種するものでもないとは思いますが、接種することで感染を防ぐ効果のリスクとベネフィットを見た上で、後者が上だと判断するなら接種はした方が良いと考えます。

ましてや、全てのワクチンを危険視して打たないのはリスキー極まりないです。麻疹に至っては特に。

 

さて、つい最近、こんな事が市を挙げて行われていることを知り、驚いています。

news.yahoo.co.jpニセ科学、疑似医療とも呼ばれ、効果は疑問視されているホメオパシーや分子栄養学を手がける方をコロナ後遺症などのオンライン相談相手とされている様です。

 

泉大津市の住民の皆さんは、どうか市に頼らず、きちんと科学的に認められた診療所を探して当たられることを強く願っています。

 

まじめにコロナ後遺症患者さんに向けて診療されている所は怒ると思いますよ。

こちらでも、南出市長さんを崇拝していたり参考にしていたりする方が見えると思いますが、下手すると本来真っ当な医療を受けて助かるはずだった方が助からないという事態になりかねないこんな手法を公的機関で行おうとしている方を、私はとても尊敬したいとは思いません。

 

ある意味市長選びを間違えると、市政が壊れる一例ですね。

豊橋は別の意味で壊れていますがね・・・。

 

ここでは無いですが、特定の団体が、がん患者に対して組織ぐるみで働き掛け、効果の無い治療法をお金を払わせて受けさせ、患者さんが死に至ってしまうと言うケースがあるようです。

www.nhk.or.jp

すると次のターゲットを探して動くと・・・。

そんな酷い話があるのですね。

そこに対して「被害者の会」が弁護士さんも交えて立ち上がっているようです。

 

さて、件のオンライン相談受け手の方には、メタトロンという怪しい医療機器を使っているところもあるようです。

それらの紹介には科学性が無く、占星術とか時空とか不確かな根拠を述べているケースもあり、ツッコミどころ満載に感じています。

 

いえ、占星術などに非があるのでは無く、そうしたものは例えば自身の心の持ち方とか、心がけとか、日常での糧にする程度であれば問題は無いと思いますが、それを超越して医療面や健康や命に関わる部分にまで踏み込む場合は危ないと思います。

民間療法などが全て良くないのではなく、仲には西洋医療とも連携したり、症状によってはそちらを薦めたりされている良心的な所もあります。そうではなく、本来の業務以上に不必要な医療機器や商品を薦める場所は警戒した方が良さそうです。

 

私は、あくまでも生物屋としての自然屋さんでありたいと思います。今回のような主張には一切靡かないのでご承知置きを。