もり~ゆ 野巡りの日々、第3章

身近な場所を始め、自然のことなどを書いていきます。

何のために自然を見ているのか(私の場合)の続き。感性ややりたいこととか。

まとめ記録はこれからですが、今年度から復活したクラブ活動でのプログラム、予想外の反応があったことと同時にこちらの反省材料も見つかった出来事でした。

樹木についてもう少し観てもらいたいなぁ、と思ったきっかけ作りのプログラムで、それについて幾人かの人にちょっと話す機会がありました。

でも、受け止めの一つに、「子ども達に競争させたりゲーム性持たせるこういうのはいいよね。」という反応に残念ながら違和を感じてしまいました。

自然や生きものについての普及に、競争原理は持ち込みたくないのであるし、狙いはそこじゃないのになぁ、、と。あくまでも子ども達が観察して感じたそれぞれの樹の報告が出来ればというのが狙いで、結果樹のことを識る手がかりを目指した物です。

競争原理、仕事とかで自然関係に関わる場合はまた別かも知れませんが。

 

総ての自然を見る人が同じ感覚では無いし、生物多様性とか関わりについて考えたりはしないものだとは分かっているけど。

むしろ生きものや環境への配慮とかは考慮しないケースもある。

 

長くなりましたが私のそれは誰かとの競争とかでは無いのです。前にも何度か書いているとおり。

出来るところで、出来る場所で、自分の目で足で自然を見て、そして出来るところで自然に対しての様々な事に協力できれば、と言うところです。

 

そして近年生物多様性は生きもののためでは無くて人類のためだから、という定義があり、確かにその一面もあるのですが(回り回って人間界にも付けが来るから)、

私はやはり自然や生きものが好きで好きでしょうがないから、というのがある。

好きな森や山や、海、そしてお気に入りの樹を眺めながら時にぼ~っと過ごしたりしていたいなぁ、と思ったりもしているし、

共通する感性や関心のある人と生き物談義が出来ることが楽しくて仕方が無い。

特定の生きものジャンルというよりは、いつも行くフィールド毎にどんな生きものがいて、どんな環境なのかについて知って行きたい、と言うのがあると思います。

全ては自然と生きもののために。同じく関心を持たれている方々と共に。

 

X(旧Twitter)で、鳥取で活躍している若い方が最近動画配信し始めて、フィールドでの中継を仲間の方と話ながら行っている様子を見て心底良いなぁ、と思っています。

生物多様性の維持の方法はどうすれば、ということも雑談で自然な流れで話しているけど凄いことだと思うのと同時に、話している当人同士がとても楽しそう!と感じる。

もし私が生まれ変わるなら、体力もあって、機動力、行動力もある動画の人のような男子に生まれ変わりたい!!と思ってしまいました(笑)。

若さって素晴らしいよね!とも。

こういう気持分かってくれる人がいたら・・・。

 

余談

博物館でも学芸員さん(とTさん)に話していたモミジバヒメオドリコソウについて。

大分前から細々と近所にあったのですが、最近増加する気配を見せ始めています。

以前いがりさんが紹介していて、道端のゴミ捨て場とかそんな環境にある的なことを言っていたような・・・。

花期は秋から初夏頃までダラダラ咲き続け、その様子は在来のホトケノザのそれを似ていますね。

一方やはり外来のヒメオドリコソウは近年初冬から咲き出したりしますが、初夏までで終わり、割りと花期は律儀だと思います。

ホトケノザ(在来)、真ん中ヒメオドリコソウ(外来)、右モミジバヒメオドリコソウ(割りと新手の外来種)。

 

昨日出かけた田原蔵王山山頂にも出てきているし、4月に出かけた飛騨市神岡町の神岡城付近でもありました。

花期がかぶったりすることから、もしかしたら今後増えてホトケノザと競合してしまうのだろうか、、と思ったりします(また話そう)。