1か月遡って、、9月24日。
豊橋自然史博物館ボランティア研修で、漂着物を探す=ビーチコーミング、が赤羽根ロングビーチで行われ、参加しました。
画像はハマヒルガオの芽だし。
ビーチコーミングは家人が良くやっていますが、私はあまりやっておらず、伊良湖のついでにざっと見てみる程度。拾えるのは大抵オニグルミくらいだったりします。
今回初のじっくり行うビーチコーミングです。
講師は同じくボランティアで、知多から見えているNさん。
さて、当日は、サーファーがとてもとても多く、車を停める場所が無くて皆困ったようです。私は一旦戻ってきた海岸脇で停めて集合場所を探しました。
やっと辿り着いた集合地で「これって何?」
この前海上の森で見た白花のメリケンムグラと混同してしまいそうですが、花がややピンクのオオバフタムグラでした。そういえば去年西ノ浜で見たんだっけ。
こちらはケカモノハシ。
ようやく皆さん揃って、研修会開始。漂着物の説明の後、めいめい浜辺の漂着物が集まった場所で何か無いか探し始めます。
こんな感じに様々なモノが打ち上がって寄せられて溜まっているところを、棒きれなどでかきわけて探します。
漂着物は、打ち上がったペットボトルゴミや生活用品などのゴミ、貝殻、木の実、そして時に遠く南の国から波に乗って運ばれてきた巨大なマメ科植物の種が見つかることがあります。
1時間ほど探して、それぞれ見付けた物を集めて披露。
おそらくは伊良湖辺りで付けられた願い事のメッセージプレートや、浮き、ライター(台湾産の物もありました)、ハングル文字の何か不明のプラスチック漂着物、ヤシの実(真ん中の穴は元からあった3つのうちの一つだそうな)、オニグルミ、貝殻、写っていないけれどゴバンノアシ、そしてスナメリの頭骨もありました!!
中央下の紙に乗っている2つのモダマ類のうち大きな物は、今回見えていた学芸員Yさんが見付けた念願のモダマの種類!!
各自見付けた物を発表し、Nさんが補足解説でした。
さて、私が見付けて、その中から持ち帰ってきたものがこちら。
色々拾うことが出来ました。
貝殻のビワガイ。
ヒシの実。
こちらはハマナタマメ。種が海に浮かんで流れて浜辺に到着した先で芽を出して生息地を広げる戦略を取っている植物です。
シナアブラギリの種。
(画像左にあるのはデジカメに入ってしまったゴミなんです;)
以前伊良湖でも拾ったのですが、何とブナの実の殻斗です。山地の樹木ですが、川に流されて割りと海辺で見つかるみたいですね。
それから、シキミの実。「この辺にはシキミって無いでしょう?」と話題になりましたが、どうやら渥美辺りでもごくわずかにはあるらしいです(小林元男さんの文献)。
奥三河には割りとあって仏前などのお供えに使っていますね。
何と川や波に洗われたにもかかわらず、まだシキミ特有の香りが残っていました!
そして!!
今回の目玉!!
「あれ?この丸い物って何?」と不意に拾い上げたらこれだったので、思わず声を上げてしまいました。でもIさんからは声小さいからもっとアピールをと言われました・・・。
まさか自分が見付けるとは思わなかった、ビーチコーマーさんの間では形から「ハンバーガー」と呼ばれている、マルミワニグチモダマの種(豆)でした。
皆の注目に。
ビーチコーミングの醍醐味が分かったような気がしました。
また機会があったら浜辺で色々探して見ようと思います。
ボランティア研修の担当Nさん、学芸員Yさん始め皆様ありがとうございました!!
*時に青いカツオノエボシ(青いビニール風船みたいなもの)が打ち上がるようですが、毒があるので触らないよう注意!!とのことです。この時は見なかったな・・・。