もり~ゆ 野巡りの日々、第3章

身近な場所を始め、自然のことなどを書いていきます。

10月1日のまなざし自然観察会の報告

何故かインスタのリンクが上手く貼れなかったので、9月分と合わせてブログで報告先にします。

10月1日のまなざし自然観察会は、去年と同様に場所を豊橋公園から変えて、岩屋緑地公園で行いました。テーマは、

「岩屋緑地公園でドングリ探し」

この日の参加者は、いつもお世話になっているWさん、そして飛び入り参加のお孫さん連れの女性の方、合わせて3名でした。

元気などんぐりが好きな女の子と一緒に、今回頂上まで行って来ました!!

道歩きながら、落ちているコナラのドングリ拾いながら。でもハイイロチョッキリの幼虫さんがいるよ、と言うと怖がってしまう(笑)。それでも拾いたいという心境だったみたいです。

タツムリを見付けたよ。ウスカワマイマイで良いかな?

サルトリイバラを見付け、岐阜が実家のWさん、岐阜でもこの葉っぱにお餅を挟んで蒸すのに使ったとのことです。

以前は地域によっては、サルトリイバラの葉っぱで柏餅を作ったという話しになり、ドングリの本で関連でカシワの樹を紹介。カシワにはドングリが出来ることを今回も初めて知って驚いたという反応がありました。

(*今では柏=ブナ科のカシワ、ですが、以前はご飯を載せる葉っぱのことをかしわ、と呼んでいたのです。)

登り行く途中で、

ずっと使用禁止のまま使われなくなっていたアスレチック遊具。

このことに、子ども達のための遊ぶ場所が無くなってしまうのではと言う心配する話しになりました。

しかし、遊具は新しいのに取り替えられるそうです。大分時間が経った気がしますが。

遊具が使用禁止のまま、遊べなくなる事例があっちこっちであるようで、もう少し遊び場の保証があるといいのにな、と思います。

去年も下見の時気になっていた、コンクリート舗装を突き抜けて通る樹の根っこ。

この根はどの樹からきているのかな?最初はどうなっていて、どうやってここまで来たのだろう?

と言う話をしながら、根っこの辿ってきた道を想像する一時となりました。

観察会ではこのような時間も大切にしたいですね。

頂上の展望台で、休憩しつつ、絵本を読みましたよ(下に画像有り)。

そして降りていった先には、まん丸なアベマキのドングリがありました!

そして、ドングリはこれからだけれども・・・。

大きなスダジイかツブラジイの樹。

この樹を見て、参加の女の子さん、通っていた幼稚園近くに大きなシイの樹があって、皆でドングリ拾ったり、その樹を「シイじいちゃん」と呼んで、挨拶に行ったりしていたということを話してくれました。

いいな、いいな、素敵だなぁ~~~。

ヤブニッケイの葉っぱの香り、クサギの葉っぱの香りを嗅いだり、ネジキの樹のねじれをみたりして、解散でした。

今回持って行った本。

「どんぐりノート」いわさ ゆうこ・大滝玲子作 文化出版局(1995年)

「どんぐりの図鑑」北側尚史監修 伊藤ふくお著 トンボ出版(2001年)

そして、

「ぴかぴかどんぐり」(ちいさなかがくのとも259号) さみぞ みちこさく 

福音館書店(2023年)

は、正に今回丁度ぴったりな選書になりました!!

 

前日は、25年ぶりのフィールドでの観察会で楽しかったですが、今回はまた違う楽しさがあった観察会でした。

ゆっくり歩いて身近などんぐりや木の葉っぱなどを見ながら、ふれあって親しむこんな過ごし方も大切だなと思います。

私の出来ることは何だろう?と常に思いますが、

やはり瀬戸市での森で得た事を周りに伝えて、自然との付き合いや関わり方を広げていくことがそうなのだろうな、と思っています。

受けた事をどれほど還元できているのか分かりませんが。

そしてどうしても、近年も自然を大事にしない国や地域の施策から、アリーナ問題のような出来事にぶつからざるを得ず、その方面での働き掛けもあるけれど。

でも一番は、実際の自然について伝えたり、伝えていく事の手伝いが自分のやりたいことなのだと感じています。

 

「シイじいちゃんによろしく!!」

そう帰っていく女の子にお伝えしました。

参加の皆さん、ありがとうございました!!

 

次回案内、この後出しますね。