もり~ゆ 野巡りの日々、第3章

身近な場所を始め、自然のことなどを書いていきます。

10月2日ののまなざし自然観察会報告(ブログ詳細版)

インスタ記事コピーによる簡易版報告もありますが。

10月2日のまなざし自然観察会、今回はいつもの豊橋公園から場所を変えて、「岩屋緑地でドングリ探し第一弾」となりました。

時々はこのように違う場所での開催もしたいと思っています。

まずは、9月28日の下見の時の様子から。

1月に久し振りに来てショックを受けた駐車場周辺の様子。以前はこのあたり良い雑木林だったのですが、わざわざ「あいち緑税」でもって一斉伐採、そしてその地には生息していないサクラを植樹したというものです。

下見では、頂上まで行って降りるコースを行きました。

アスレチック場ですが、立ち入り禁止にしたまま、修復もしないで放置している状態なのが気になっています。最近アスレチックで遊ぶのを過剰に危険視する動きもあるらしいと聴いていますが(アスレチックで遊ぶことが体を動かし、体の使い方を覚えていくのに良い、と聴いたこともあるのですが)・・・。

展望台にも上がろうと思いましたが、上に人が何人か見えたので諦めました。渡る鳥を見ていたのかな?

このクサギの大きな樹はこのコースの目玉になるかな?

ただ、観察会当日は、参加者の中には小さなお子さんをベビーカーに乗せて見える方もいるので、頂上には行かないコースも考えておきました。

そして、観察会当日。

いつも参加される方は用事があったり、アリーナに関する説明会が前日夜あったりしたため、今回参加者厳しいかな~?

そんな中、今回参加されたのは、以前にも来てくださったIさん、そしてインスタグラムで知ったという5歳のお子さんを連れたお母さんが来てくださいました!

まずはプロローグ!今回のドングリ探しの主役の一つ、コナラを見て。

5歳の男の子は、歩く度に自然の虫や実などに好奇心一杯!「ねぇねぇ、これ見て~!」と教えてくれます。持ってきた、ペットボトルから作った入れ物には葉っぱや実など宝物が一杯になっていきます。

コウガイビルを見付けました!!右下が頭。ハンマーみたいな形なのが分かる?

こちらはミミズ。コウガイビルとは形が違うね!

歩く道の上には、コナラのドングリが付いた枝が沢山落ちている。何故こうなるの?と聴いてみると誰かがいたずらしたから~、と答えていたかな。

これはハイイロチョッキリというゾウムシの仲間がドングリに卵を産み付けて、その後で枝を伐って落としたんだよ、と教えると、お母さんがドングリを割ってみて小さな卵を確認!

つい、頭でっかちになって実践しない我が身を反省(苦笑;)。

卵はキラキラ光って綺麗でした。

T君はキノコにも興味津々。

色んなキノコが見つかりました。キノコの名前、分からないんだ、ゴメン;

ハギの花が咲いていました。

樹の葉っぱの香りも嗅いで貰ったり、葉っぱの付き方も見てもらったり、麩まんじゅうに使い、暖かい地域ではこれが柏餅の葉っぱになるサルトリイバラの葉があることにも気付いて貰えたり、そして今一般に出回っている柏の葉っぱとドングリについて持ってきた絵本を開いてみせると、柏にもドングリがなることに初めて知った、という反応も。そうなのかも知れないな・・・。

私も、、、柏のドングリは実は実際には見たことがまだありません。。。

そして虫瘤も観察!

アベマキに着いたこんな虫瘤に「うわ~~!!さぶいぼが出そう~~~!!」の声も。

帰ってから「虫こぶハンドブック」で見てみると「クヌギハケツボタマフシ」とあって、クヌギハケツボタマバチが作った物だそう・・・。名前長いですね;

これは何かのトラップなのかな?と話ながら。

もう一つの主役、アベマキの帽子(殻斗)があった!!

T君が見付けたおそらくはユミアシゴミムシダマシ。何と死んだふりをしたよ。足が1本無かった。

そして、アベマキのドングリが拾える広場に到着!

上がアベマキの丸いドングリとその葉っぱ、下がコナラのドングリと葉っぱです。

岩屋緑地ではこの2つの落葉広葉樹のドングリが多いのです。

そしてアベマキのドングリはこの時期に落花する。コナラはもう少し後のようで、まだ青い物が多かったですね。

そばにはこんな、ツブラジイになるのかな、なシイの大木もありました。

虫を探したり、草や木のみを採ったりして丁度お昼の時間に。

当日は下の広場までのコースになりました。

帰りに駐車場のこの様子についても見てもらい、話すことが出来ました。

トノサマバッタを捕まえようと挑戦もしました!

今回持参したドングリについての本はこの2冊。持ち運びしやすく、内容も好評だったりします。

左の「どんぐりノート」いわさゆうこ 大滝玲子作 文化出版局 が今回特に大活躍でした。

参加者のお母さんも興味を示したようです。この本はドングリ入門には特にお薦めです。

今回もとても楽しい観察会になりました。ありがとうございました!!

小さなお子さんの参加がある観察会です。お子さんの興味や関心に寄り添って進めていきたいと思ってもいます。
IさんもT君と仲良しになっていました!

さて、次回は11月3日祭日に、豊橋公園に戻って、今度はシイ・カシのドングリ探し第2弾です。ドングリの顔ぶれがまた変わりますよ~。
特にカシ類のドングリ、見分けは最初は難しいかな?ドングリ検索表も持って行って見てみましょう。でも気軽にドングリ楽しみたいです。またよろしくお願いしますね。