もり~ゆ 野巡りの日々、第3章

身近な場所を始め、自然のことなどを書いていきます。

11月3日のまなざし自然観察会の報告

11月3日のまなざし自然観察会ブログ詳細版報告です。

良いお天気になりました!今回はいつもの豊橋公園で。

この日の参加者は、大人4名、お子さん3名の計7名。前回岩屋緑地で参加されたT君とそのお母さんも来てくれ今した!近くに住む母子、アリーナ問題で関心を持った方と孫さん、そして度々ご協力下さっているWさん。

今回は、先回の岩屋緑地公園に続き、どんぐり探し第2弾です!

岩屋緑地公園と、豊橋公園では、どんぐりの顔ぶれがちょっと違ってきます。さて?

 

集合してから、最初のどんぐりは、市役所出口に近い場所にあるシラカシ

まだ落ちきっていないようですが、それでもいくつか格好いいどんぐりが落ちていました。

ドングリも見つつ、他の木の実なども見ていきます。ムクロジの実も拾うことが出来ました。人気スポットなので実にありつける難易度が高くなっている場所です;

次いで、ツクバネガシやアカガシの木の下へ。今年は、あまりどんぐりは成らなかったようです。両者とも年に何回かの豊作がある位なんです。

こちらは下見の1日の時の画像なので曇ですが。

当日も、このマンサクの樹に行き、実と、5月には出来ている花芽、そして左右非対称のひしゃげた感じの葉っぱを観察でした。マンサクの葉っぱのこの形に皆さん驚かれたようです。

私は、最初の観察会参加の頃(海上の森で)、真っ先に教えて貰ったので良く覚えています。

近くにあるヤドリギの存在も、一般の人に取ってはまだまだあまり知られてはいないのですね。

アラカシのどんぐり。3日もまだ青いドングリが樹上に一杯ありました。今年はドングリが実るのが全般遅いような気がします。ケヤキの実付きの小枝も今年はまだ落ちている様子が見られません。

スダジイの場所では、皆さん食べられることを知っているので、シイの実拾い、そして味わうのに夢中でした!

サクラ=恐らくソメイヨシノ、の葉っぱについて話している中、止まった虫はヒメクダマキモドキかな。

なんと豊橋公園にもノコンギクが咲いていました!

三の丸会館そばで、ここでは数少ないコナラも説明。そして三の丸会館の生け垣に使われているのはどんぐりの仲間のアラカシであって、「棒ガシ」と生け垣に使われるカシのことを呼ぶことなど、コナラと隣り合うアラカシの大木などとの違いなども話すことが出来ました。

今回説明に使ったのは、先回の岩屋緑地でも活躍した「どんぐりノート」と、

(公財)日本自然保護協会のサイトからダウンロードできる「どんぐり検索表」を使ってみました。(検索表を作った方は昔にお世話になった方です。)

どんぐりの殻斗を「パンツ」という表現に子ども達は大受け(笑)。

ただ、ある程度どんぐり見た経験無いとやや難しい?かな??ヒント出しながら矢印辿っていきました。

 

岩屋緑地公園では、落葉樹のコナラ、アベマキ、そして常緑樹のツブラジイが主なメンバーですが、

豊橋公園では落葉樹はコナラのみでわずかしか無く、その代わりにアラカシ、シラカシ、ツクバネガシ、アカガシ、スダジイの5種の常緑のシイ・カシのどんぐりが見られます。

morigaiisutekisizen.hatenablog.com*こちらの過去記事も参照下さい。

 

常緑の特にカシの仲間は似たもの同士が多いので、慣れないと難しいかな?でも今回は色んなどんぐりがあることだけでも知ってもらえたらな、と思います。

何と!見本の中のアカガシのフカフカの毛に覆われたパンツ=殻斗、の手触りが参加者の皆さんに大好評でした!!

大好評だったのはこちらも!!

イヌマキの実の味見体験。実の赤い部分だけを食べます。緑の部分は毒があるので食べないで下さいね。

甘いグミみたいな味でしたね!やっぱり、観察会で「食べる」は不動の人気です。

それから、オニグルミがあるなら見たいというリクエストがあったので。

これです!

22日の博物館研修時には分からなかったけれど、一旦枯れたけれどひこばえで枝葉が出ているのが分かったオニグルミ。

何と葉っぱの香りが爽やかで良い、ということが参加の方より判明。

一方、私が推したレモンエゴマの香りは強すぎると、今一つ不評だったようです(苦笑)。

 

今回も楽しい一時になることが出来ました。ありがとうございました。

解散後も、豊川沿いでお昼やおやつタイムでご一緒することが出来ました。

アリーナのチラシも配ることが出来ました。

 

こちらを最初に案内するのを忘れてしまった・・・。

4月に花が咲いていたカラタチ、実が成っていました。

 

*次回もどうぞよろしくお願いしますね!