今日、「ブラタモリ」では網走刑務所のことが出ていました。
現代のではなく、今は移設されて博物館になっている旧刑務所の構造について。
放射状になった収容棟の中央に監視所を置くことで、囚人の動きを監視することが出来る構造が取り上げられていましたが、それを見て、「パノプティコンだ!」と思ったのでした。
パノプティコン、とは、ベンサム(フーコーは紹介者でした;訂正)という人が考案した、収容者を一望に監視できるシステムのこと。
このことを語るサイトに、確かに網走旧刑務所のことも取り上げているものもありました。
このシステムについて知ったのが、、ハーロックのOVA Endless Odysseyから。
乗組員だった有紀螢やヤッタラン副長達が囚われた監獄衛星がそう呼ばれていたのです。
www.vap.co.jpサイトのストーリー紹介、第2話の項目の「コラム」にパノプティコンの説明がありますよ。
衛星の中が収容所で、真ん中に管理棟があるという設定でした。
この発想は、元の原作者松本零士先生のものではなくて、この作品をオリジナルで作ったりんたろうさんに拠る所が大きいですね。
監獄衛星、アルカディア号のラム戦法でぶち破られたのでした~。
このりんさんバージョンのハーロック作品は、賛否がある内容なので、万人の松本ファン受けは無いですが、私は好きです。
ただ、お話しが少し難解ではある;
パノプティコン=監視、ですが。
異なる見方や意見が受け入れられない世界は窮屈でもあり、危うさも感じますね。
組織体の中にともすれば「警察」なる人物も生まれたりして、自由な活動をすることが出来にくい動きになることもあります。
そんな中では良い活動はできないし、私は向いていないな。
世の中がそうならないことを願っています。
「自由の旗の下に!」