もり~ゆ 野巡りの日々、第3章

身近な場所を始め、自然のことなどを書いていきます。

「生物季節観測」と私も続けている「生物暦」について。

去年2020年に、気象庁がこれまで観測してきていた樹木や鳥、虫などの開花や囀り、渡りや初鳴きの日を毎年観測するという「生物季節観測」を対象種を植物などごくわずかに絞って、あとは縮小して観測をしないという方針を出していました。

news.yahoo.co.jp


 このことに関して、世の中からは異論が大きく出て、結果、一旦は縮小予定であったこれらの生物季節観測は、市民情報提供という形で存続することとなったそうです。

 

news.yahoo.co.jpこの記事を書いた森田さんは当初から廃止については異議を伝えていましたね。


 気象庁環境省、国立環境研究所の3者が新たな観測の枠組み作りを検討し、従来の調査員で行う対象種と、一般市民の情報提供で行う対象種の2つに分けて、市民参加に寄る情報提供は既にある「いきものログ」というサイトに導入という形になるそう、です。

ikilog.biodic.go.jp


 縮小にはあのままならず、まずは良かったですね。
 ただ、市民参加が上手く軌道に乗ってくれればいいのですが。
 

 さて、私が通信「おおばこ」で報告している「生物暦」は、愛知県自然観察指導員の方が多く加入している「自然観察ML」で調査手法が提唱されて、メンバーの方が参加されているもので、私のものは近所(時にお隣町のエリアも入る)分のものです。
 それぞれが継続的に見ている生物の開花や初鳴き、渡りの初認、そして終認を報告する物ですが、気象庁のような決まりの厳密さはないです。しかし開花などは大旨、樹木に5輪以上咲いていれば、という基準に従っているケースがこの頃殆どになっています。

owari-shizen.sakura.ne.jpこちらのサイトにも載っています!


 ここ最近気づいたことをブログや通信番外編、そして数年くらい先に近所の自然まとめ第3弾(部数は前より抑える予定です;沢山は売れないので;;→でも買っていただいた方には感謝です。また関係機関先には寄贈していて、反応など手応えも頂いています。ただ、、残ってしまう部数のことを考えてしまうんだよね)で報告できればと思っています。
 通信にも述べましたが、こうした記録はこれからが、より必要になってくると思うのです。今の様子を知るのには、過去の積み重ねてきた記録がないと見えてきませんし、温暖化の影響がどのように現れるのかも、知っていくべきと思うからです。

温暖化のことなどで、今いるこの地ではどうなのか??

今度の夏でもう、、19年になるのか~~、な生物暦の記録から、見えてきたことをここでも取り上げていこうかと思います。