豊橋公園では、虫たちとの出会いもあります。
春、公園から沖野へ出ると、春の限られた時期にしかいない、ツマキチョウの可憐な姿を見ることができます。
クスノキの仲間の樹が多い豊橋公園では(というより東三河では、ですが)、幼虫がその葉を食べるアオスジアゲハも良く見ることができます。大人の蝶も綺麗ですが、幼虫や蛹もなかなか綺麗だと思います。
しかし昆虫の本場と言えば、やはり夏かな?
カミキリムシの仲間としては、これまでにノコギリカミキリ、クワカミキリ、ミヤマカミキリが観察会中に見つかっています。
夏、クサギが咲く豊川沿いには、花の蜜を求めて様々なチョウがやって来ますよ。
以前は南の暖かい地域に分布していたチョウですが、温暖化により北上し、今やすっかり豊橋でもなじみのチョウになってしまいました。
少年の憧れの虫の一つ!
ヤマトタマムシもその緑に輝く姿を見せてくれることがあります。
セミも夏には多く鳴いていますが、何故か豊橋公園では他の市内の場所ではあまりいないミンミンゼミもいます。公園内の森が豊である証でもあるそうです。
以前、お堀跡にまだ水が会った頃にはトンボも何種かいたそうですが、今は水が無く、トンボも限られた種になっている感じですね。
秋は、何と言っても公園から出た沖野~河畔林が断然おすすめ!!
草原に繰り広げられる、バッタたちのパラダイス!!
見事なトノサマバッタ始め、何種かのバッタたちが沢山いるのです!
バッタ類としては、このほかにヒナバッタ、マダラスズ、クビキリギス、オンブバッタ、イボバッタなどが記録されています。
トンボはこのシオカラトンボと、ウスバキトンボ、時にギンヤンマと言ったメンバーでしょうか。
蛾の幼虫です。毒はないです。幼虫も良く見れば可愛い。
暖かいところに住むチョウのようで、以前は見られるのは主に秋くらいだったようです。所が最近は春~初夏にも見られるようになったそうです。
豊橋公園で撮影できたアカトンボの仲間。
冬は虫たちは成虫、幼虫、蛹、それぞれの姿で冬越しに入ります。
そんな姿をちょっと覗かせてもらった記録がこちら。
樹の名前案内板をひっくり返すとこのように群れで越冬していたりします。
*ただ、この虫は刺すことがあるのでご注意下さい。
エノキの樹の下の落ち葉の中で越冬します。
こんな発見も。
去年2019年12月に。
冬の暖かい日射しにつられて、冬ごもりから出てきたのでしょうか?綺麗ですね~。
幼虫は、この大人のチョウが停まっている常緑樹のアラカシの葉を食べるのです。豊橋公園にはアラカシ沢山ありますものね。
*虫は観察したら、元の場所へ戻しましょう。
でも、子ども達の中にはどうしても飼いたい!と強く思うこともあるでしょう。その時は飼育可能な最低限の数に留め、責任もって飼育して下さいね。どうしても途中で戻すなら、採集した場所で戻して下さい。
虫じゃないけれど、おまけ!
こんな風に姿を現すことは少ないけれど、「モグラ塚」なら公園内で探せば見つけることが出来ますヨ!