もり~ゆ 野巡りの日々、第3章

身近な場所を始め、自然のことなどを書いていきます。

京都府立植物園の良さと守って欲しいことなど(メールした内容:一部編集あり)

京都府お問い合わせ窓口担当様、及び京都府立植物園の関係者の皆様へ、

京都府外の、愛知県在住のurikaede(*メールでは本名)と申します。

2023年4月に、京都府立植物園を訪れてから、その魅力を知り、良く2024年3月までに、合わせて3度訪ねることとなりました。大正の頃より設立され、12000種の植物を展示、100周年となる植物園が、今の姿で引き継がれることに当面なった事に対して、大きな喜びと深い感謝を申し上げます。

私は、自然観察をして、植物にも興味を持つものですが、京都府立植物園は、植物が好きな人にとっては、非常に大きな魅力を有する素晴らしい場所であることを実感します。その規模や種の多さはもとより、植物を中心に、植物の格魅力について適切な内容量で解説されていること、その植物に興味が無かった人でも関心を持つ様になれる普及の力、自然界では稀少になってしまった種の保全に向けた取り組みなど、訪れる度に学びと何と言っても高揚感を覚えて帰ってくることが出来る、多くある植物園の中でおそらくは数少ない素晴らしい場所の一つだと確信しています。

このことは、ひとえに職員の皆様の尽力、そして植物園を支える多くの方による力のおかげなのではと思っています。

植物が好きな人、ただ植物園の中をのんびり訪れたい人、京都府立植物園に訪れる人には様々な目的があると思いますが、共通していることは、府立植物園の今のゆったりとした、くつろぎ、安らぐことの出来る、必要に応じて植物を詳しく知ることもできるこれまでの歩の中で作り上げられてきた、半木の森も含め、廻りの森と一体となった環境に惹かれて来ているのではないかと伺えます。

日本の各植物園へのモデルともなれる、とてもすばらしいこの場所にまた訪ねたいと思っています。

その府立植物園には、私は過度なイベントやアトラクションは求めておらず、またそのような催しが時に植物園の魅力を損ねてしまうことになりかねないことを非常に心配しています。

100周年記念イベントの一つに、10月後半から2月まで(12月までの誤りでした、済みません;)続くメディアアートプロジェクトの様子を知りました。夜間に就眠活動をする植物にライトを当て続けるイベントは、植物園の各植物の生態を管理する植物園としての内容にはふさわしい物とは思われず、京都府立植物園のオリジナル性から離れた、他所の街のアトラクションと変わらないだけではなく、植物に何らかのストレスダメージも与えてしまうのでは無いかと懸念しています。

100周年を機に、これからの府立植物園のあり方を考えて行くに当たっても、様々な取り組みには職員や支えているボランティア、市民、専門関係の方などの意見を踏まえながら運営されて行かれますことを願っています。

長々書いてしまい失礼いたしました。

これからも京都府立植物園の今の姿を見続けていきたいと思い、メールしました。よろしくお願いいたします。

urikaede(愛知県在住)