もり~ゆ 野巡りの日々、第3章

身近な場所を始め、自然のことなどを書いていきます。

先にこちらを書きます。研究者である方へ。

*色々書きたいことが一杯あり、前の続きもありますが、こちらを先に書かせてくれ。

 

小宮春平さんは、鳥取で地域起こし隊に入り、様々な保全活動を色んな人と協力しながら実践している、まだ20代半ばなのに凄い人だな、と思っています。

生き物の知識も、そして行動力も、そして様々な考察力も素晴らしい。

 

私が自然関係で尊敬する人というのは、専門知識もなのだけれど、活動や経験を踏まえて色んな視野を持ち、徳を積んだことが分かったり、威張ったりしていなくてどんな人にもある程度の知識を分け隔て無く伝えることが出来たり(貴重な種などの情報は、信頼できる人を選ばなければならないので別として)、自然界や生き物への愛情というか想いが感じられたり、しかしそれと科学的な視野とのバランスが上手く取れていたり、

という様々な要素だったりします。

そこには専門職や研究者、プロ、そしてアマチュアや在野の方との区別は実際は、無かったりする。

 

小宮さんが科学的考察や、論文出展や論文出すことの大切さをきちんと認識しつつも、研究者と在野の方にある溝みたいなもやもやしたものを今回X関連ポストに綴っているのを読み、

この意見には多いに賛成します。

 

研究職の方へ。

 

研究者になるために、様々なハードルをくぐってきたゆえにプライドがあることもとても良くわかっています。ある意味そのプライドは大切でもあるでしょう。

でも、だからといって在野や一般の人での同じ分野で頑張っている方へ、切り捨てや下に見ること無く、敬意を持たれ、親しみ、そしてアクセスをする心を持っていて欲しいと思うのです。

ある意味、その地域で自然環境を見ている方々には研究者と同じくらい沢山の情報量や、その土地ならではの様子を見たりしてきています。

共に協力していくことで明日の自然環境の保全や研究にプラスになる事も沢山あると思います。

以前、プロの自然ガイドの方で、しかし研究職ではない方ですが(それでも私から見たら素晴らしいと思うのですが)、研究職らしい方の心ない言葉を投げかけられたらしい書き込みも読み、何とも言えない気持になった事を覚えています。そして反応も沢山あった。

 

下に見たりマウントすることなく、敬意と協力することで箔が落ちる事なんて全くないと思うし、むしろプラスに共になるのではないかな。

 

豊橋に来て博物館ボランティアはじめたばかりの頃お世話になった元学芸員さんはどなたにも話しかけて自身の研究していることをお話ししてくださったり(多分可能な範囲ではある)、地域の方に積極的に情報聞きにいかれたりしていたのを思い出します。

何より、当初、標本という物に幾分忌避感と戸惑いのあった私の質問にきちんと向き合って考えを話してくださったことを良く覚えている。考えは同じではないところもあると思うけど、そこは尊敬しています。

 

研究する方の個性なども様々あるので同じに、とは言わないまでも、小宮さんの書き込みを読む機会があったなら、どうか心に刻んで置いて欲しいと願っています。

勿論研究者としての誇りは大事にはして、でも在野の方への敬意も同じく忘れないでと。

 

(論文大事、と書かれた大学4年生さんの一連の書き込みはこれまた大事で、後で書かねばと思っている陰謀論に対して憂える事にも言える面があると思っている。)

 

*とあるしがないアマチュアである自然観察おばさん(気持ちはおばさんでないと無駄な抵抗しているが;)の戯言、お許しください。