もり~ゆ 野巡りの日々、第3章

身近な場所を始め、自然のことなどを書いていきます。

12月の海上の森自然観察会

12月21日の海上の森自然観察会に参加しました。尾張自然観察会の定例観察会です。

やはり、東三河南部の豊橋と違って、瀬戸市の山(里山的な)は、空気が透き通るような冷たさ!!しかしそれでいてどこか温かく懐かしい。

今回も担当のGさん、Uさん、そしてなじみのSさん、Oさん、そしてMさん、そしてそして、前の担当であり、MLでお世話になっているSさんが見えていました!

11月23日の頃はまだ黄葉しかかっていない海上の森でしたが、この頃は初冬といった感じに。

今はなんと言っても冬芽の季節ですね~。美芽と言われているザイフリボクです。確かに紅色の冬芽は綺麗ですね。

どういうわけかヨシを撮っていた。

落ち葉に紛れていますが、ゲンノショウコの中の種子がはじけて外に出た後の実。この様子からミコシグサの別名が。

ガマズミの冬芽です。以前は近所にもあったのに・・・。

ヤママユの繭を見つけ、中身があるようなのでハサミで切ってみてみることに。本来なら既に羽化しているので今あるのは死んでいるか、寄生虫にやられているかのどちらか。

さなぎが出てきました。

翅が作られていた様子も分かります。

こちらはさなぎになる前に脱皮の際に脱げた幼虫の頃の顔の部分。

以前もここでウスタビガの羽化しないままのさなぎを見て、持ち帰って容器に入れておいたら中から寄生バチが孵って出てきたことを覚えています。現地から離れた場所に連れ帰ってしまったので、それを外に出してはいけない、と注意を受け、容器に入れたままにしていたら死んでしまった。

(処分するときもその際は埋めたりはしてはいけないのだそうです。燃えるゴミ扱いにしないと付いている微生物などが逸出するからいけないとのこと。)

生き物をむやみに持ち帰ることはやはり注意したいところですね。

まだ色づき途中のサネカズラ。

近所では今季、サネカズラの実はとても少なかったです。花自体を見てこなかったから。

コバノガマズミの冬芽。

こんな風に落ち葉の絨毯状態に。

しかし一方でまだ葉っぱが青いスズカアザミが。

貴方は森のどこにでもいるよね、クワゴマダラヒトリの幼虫さん。

サルトリイバラの黄葉と、赤い実。綺麗ですね。

海上の森ではタカノツメが多く、一方で多くは無いながらもコシアブラもあります。

続きます。