もり~ゆ 野巡りの日々、第3章

身近な場所を始め、自然のことなどを書いていきます。

多目的屋内施設を考えるワークショップ参加が終わりました。

昨日の日曜日、7月から3回にわたって開催された、市の多目的屋内施設整備推進室主催の「できたらいいな、こんなこと!多目的屋内施設ワークショップ」が終わりました。

これは申込み締め切りギリギリの日に突然電話で他の方から参加を勧められてしまい、切羽詰まった中で申し込んだもので、半分は「気が進まない」ものだったことも白状しておきます。

(なんでもそうだけど「時間が無い」とされる中での選択には注意が必要!)

でも、同じようにアリーナ計画に疑問や心配を持っている、新たに知り合った方々も数名参加されていて、開催中も反対や懸念の意見もそれぞれに提示することが出来たので、意味はあった(全くゼロでは無かった)、と思います。

市のサイトに概要版報告、どんな形で報告になってしまうのかは気になる・・・。

 

3回目は、各グループの中で、推進派と反対派の混じるテーブル、推進派だけのテーブル、反対派だけのテーブル、それぞれで特徴がはっきり表れた発表内容になりました。

 

推進派はどんどん「ここにああしたイベントをして、あんな施設を作り、道を整備して」と語る中、反対や懸念する参加側は公園を過剰な整備はしないで市民のためのスポーツや公園を親しむ方法を提案していたのが違い。

1回目からのまちづくりがキーワードの状態の時はまだ共通点もそこそこあったけれど、いざ、3回目、豊橋公園の地図の中に何を描くかで相違点が割りと多かったですね。

ただ、思うのは、

若者(学生さんの参加もあった)が魅力に感じたり、人が訪ねたくなる街、市街地が元気になる街としての課題解決にはアリーナは考えれば考えるほど整合性が無いと思うし、

3年ぶり開催の豊橋まつりで浮き彫りになった公園の駐車場が無い問題や渋滞などがある中、5000人規模の集客を目指すアリーナを豊橋公園のキャパの中に落とし込むこと自体がどう考えても無理、と言う結論に私や心配している側からはなったと思います。

第一、年間5400万円の赤字という収支もあるんですよ。この金額は一人の一生を左右してしまうほどの金額ですよね。それを毎年出し続けていいのかな。払うのは私達の税金なんですけど。

 

そして、

豊橋公園はどうあるべきなのか、どう未来に残していくのかと言うことをもっと考えていくことが本当は必要なんだと改めて思ったのでした。

自然を大切にしていくこと、自然や歴史のあるこの場所の形を尊重しつつ人々が楽しんだり、この場所ならではのスポーツ(大がかりな球技とかでは無くてジョギングとかノルディックなど)をしたり、地域の小中学校の部活動の場、小さな子ども達の遊ぶ児童遊園など。

 

現時点、当初「幅広く市民からの意見を聴く」のとはほぼ真逆な市の有様です。説明会は近隣の八町校区市民「だけ」に行われ、無作為に送られたアンケートは建てる前提の内容のようです。他校区などへの説明会やヒアリング、公聴会などは行われていません。このワークショップもたった3回で、尻切れとんぼな感じになりましたしね。

 

ということで、

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画像は、ワークショップを行ったココニコの外に植えられているカツラの落ち葉を拾った物。カツラの落ち葉は発酵すると甘い香りがします。やはり良い香りがしている。

天然のカツラが1番だけれど、ココニコのカツラも素敵です。環境的にはちょっと可愛そうなのかも知れない。