もり~ゆ 野巡りの日々、第3章

身近な場所を始め、自然のことなどを書いていきます。

まなざし自然観察会第3回目開催の振り返り

6月5日、第3回目、まなざし自然観察会の振り返りをここでしていきましょう。

画像は6月2日の下見の時のものと、5日当日のものが少し、になります。

「報告」は先にインスタグラムで行っているので。

平和にここで観察会が出来るかどうかな~、とのどかに思っていたのに、市長の大裏切りなアリーナ発表があって、ジェットコースターなみな気持ちの降下になった最中の開催でした。

とにかく下見と当日の開催はせねば。

この日は4,5月から参加してくださっている方に、公園内のプール存続署名活動を行っていた方がお一人、そしてSNSを通して知ることになった遠方の方がはるばる親子で参加してくださったのでした!感謝。

さすがに計画ではこのエリアでの影響は出ないはずですが。

市のえらい方々はこの公園をどんな風に見ているの?

この日のテーマはタイサンボクの花をまず見ることからでした。当日、割りと近い位置で花を見ることができました。香りも嗅いで貰ったり、ホオノキなどモクレンの仲間で、花の作りが同じ事や、原始的な花の形であることもちょっと触れました。良い香りでしたね♪

参加したお子さん達、何とタイサンボクの落ち葉を集めてトランプみたいにして遊んでいる姿がありました。何でも工夫できるんだね。

(画像撮ったのは6月13日市議会一般質問の昼休憩の時間でした。でも当日もほぼ同じでしたよ。)

公園内のマンサクの樹。花は既に終わっていますが、その後の実が出来ていました。その下の方に去年の種を飛ばした実の痕が。それから緑の葉っぱの間に、もう、来年の花芽の準備が出来ているのを見てびっくり。今回初めて知りました。クリックすれば、ちょっと分かりにくいか・・・。

長い間通っていたのに私自身も知らなかった、事でした。

下見の時はまだ綺麗だったけれど、当日はちょっと終わりかけだった。イヌマキの雄花になるかな。

これも「花」なんですよ~と。

この日しばらくぶりに公園内では陸上クラブの子ども達の練習風景が見られました。

はい、そしてテイカカズラ花盛り。キョウチクトウの仲間なので、花や葉っぱなどを口には念のため入れないで、と話したことや、名前のいわれの藤原定家にまつわる話(能「定家」による、死後も式子内親王を慕って蔓になって墓に絡みついたお話し)も話したら興味津々で聞いて下さっていました。

ムラサキシキブの花や、豊橋市の樹、クスノキを実際に見てもらったり、

丁度咲いていたドクダミの花の香りも嗅いで持ったら、感想が様々。Sさんは好きな香りだと話していました。

アカメガシワの蜜腺のこと、葉っぱに食べ物を載せて使っていたという、観察会でお決まりの解説をしていましたがWさんが葉っぱの匂いを嗅いで「良い香り~」と。皆さんもそれぞれ嗅いでみて、やっぱり感想が様々だったのが面白かったですね。

また、金色島が見える場所で絵本を読むことに。今回は「ホタル」がテーマ。丁度前日にSさんがホタルを見に行ったそうで、ホタルの匂いも嗅いでみたと言うことです、草の香りがした、と話していたかな?

ここで普段なら丁度良いタイミングなので解散ですが、今回折角遠方から見えた方もいるので、もしまだ廻りたいかたのために、もう30分歩く「第2弾」を。でも皆さん参加でした!

途中、川沿いでオカリナを演奏している方がいたり、川沿いの岩のベンチで憩っている人の姿も見えました。豊橋公園、こういった過ごし方が一番似合っている場所ではないでしょうか?

なので豊川沿いを歩き、吉田城鉄櫓が見えるところまで行って、そこで今回の観察会は終了、となりました。

丁度川の向こう岸のヨシ原からオオヨシキリの声が聞こえていました。良かった、オオヨシキリ、今年来てくれたんだね。

私はパンを買ってきていたので、お昼はこの景色を見ながら頂くことに。

川辺の岩場を見ていたら、ベンケイガニが出てきました。

 

今回も参加者の皆さんのおかげで素敵な観察会になったのでした。

特に香りとか、生き物、植物を見てそれぞれが「感じる」観察会になったと思います。

私のやりたかった観察会は、これでもあるんだなぁ、と。

 

観察会には、自然の生物について専門的な知識を学ぶ目的のものもあれば、参加者で感じて楽しみ親しむことが主なものなど、色々あります。どれも私は好きです。

自然に対しての正しい知識をなるべく伝えるように努力は勿論していきたいと思うのです(時に間違えますが、その場合は機会あれば訂正しつつ)。その一方で参加者それぞれが感じたことや自然への思い、共生の気持ちも大切にしていきたい、それに近づけれたかな、と思いながらお昼ご飯を食べたのでした。