午後からはこちらの上映会を観に行ってきました。
日本全国の子ども達の声によって吹き替え判になっていたんですね。
折角なので、吹き替えでは無い予告動画の載っているサイトも載せておきます。
赤羽根文化会館で「表浜海岸プロジェクト」の方主催での上映会、この映画上映は愛知で初だと聞きました。
(映画については以前確かこちらでも記事書いたことがありますよ。)
午前は表浜海岸でのビーチクリーンが行われたようです。最初両方参加したいと思ったのですが時間などの面で映画だけ参加。
アメリカの環境学習は、子ども達が主体になって、ゴミを拾い分析したり、専門家の方に取材したり、討論会を開いたりしています。
討論会では、プラスチック製品を出している会社側の役とその製品を利用せざるを得ない消費者側の役に分かれて行うのですが、会社役を子ども達がやりたがらないので、先生達が行うことに(笑)。子ども達の突っ込みが鋭いです(笑)。
大きな違いは、その学習の結果を基に、給食に使われるプラスチックゴミを削減する試みに取り組んだり、行政に訴えるところまでに至っていること。
(日本の給食は、使い捨てトレーは使っていないのでまだ環境に優しいですね。)
思いのほか、洗濯の糸くず(科学繊維)によるプラスチック汚染影響も大きいことにショックでした。また、既に人体には食べ物を通して入り込んでいるし、北極圏にまで至っているとも。
映画の中では、この学校の或る地区の経済事情についてもちょっと触れられていました。また、生徒も先生も多様なルーツを持つ人が一緒になって日々活動している様子も分かります。
豊橋や田原市でもここまでとはいかなくてもこの面での環境教育を踏み込んで行えると良いのにな、とも思いました。
(ただ、環境教育、どう行っていくのか、どう正しく、見ていくのかの判断はこれから問われていくと思います。EM菌や歪な主張になってきつつあるオーガニック運動という懸念される出来事も問題となってきています。)
プラスチックは身の回りにどっぷり存在している今、解決はなかなか難しいとは思いますが。
私に出来ることは、フィールドで歩くとき、可能な範囲でお弁当を持って行くこと(余り物詰めるだけで良し;)、普段から水筒持参(ペットボトル飲料は余り買わないようにしている)、破れていた洗濯機用の糸くずネットを修理する、などと入ったところでしょうか、当面は。
映画の後は、ビーチクリーンで集まったゴミや、これまでの海での漂着物の展示などを見ました。
下には海藻や海綿、流れ着いた種子なども。
画像載せて気付いたのだけれど、展示にはコンテナボックスを利用していたんだね。
流れ着いたペットボトルも多いよね。海外からのものもある。
ライター。最近禁煙が進んだからなのか、タバコのフィルターゴミやラーターのゴミは減ってきているそうです。
怖いのが使用済みの注射針。刺さったらその怪我だけでは無く残った薬剤の影響もあり得るので、医療機関に行く必要があります。
ブイなど。
そして、、
まずは沖縄に辿り着いてニュースになった、小笠原諸島の海底火山によって発生した軽石が、表浜海岸にも辿り着いたようです。
表浜で実際に見つかったもの。左上から時計回りに、
①田んぼなどに蒔く肥料のカプセル、②草や木の種子、③プラスチック製品の原料となるレジンペレット、④海底火山からの軽石、⑤プラスチックゴミが経年を経て粉々に細かく分かれたもの、
で、①、③、⑤が、いわゆる細かなプラスチックゴミ=マイクロプラスチックと呼ばれる物になります。
3種類の場所から採取した砂浜の砂の1番ゴミが少なそうな場所からでもこれだけプラスチックゴミが出てきました。
田んぼに蒔かれる肥料カプセル。最近これもプラスチックだと知って驚きました。こんなのを普通に蒔いていたんですね。
以前豊橋公園での観察会担当で、6月の沖野の田んぼでこれはナマズの卵では無くて肥料だよと教えて頂きましたが、プラゴミの意識は無かった。何も考えずに観察会をしてきたことになる・・・。
意外と小さい。
この日は「あかばね塾」でお馴染みのWさんやYさん始めなじみの方々の姿もありました。
8月7日には毎年開催している国際ビーチクリーンも行われる予定だそうで、これには参加したいと思っています。
(個人観察会はお休みにする予定)
親子連れの参加者の方も見えていましたね。
皆様、どうもありがとうございました。