もり~ゆ 野巡りの日々、第3章

身近な場所を始め、自然のことなどを書いていきます。

自然との付き合い方~蔵王山から その2

今度は4月1日。

先回、外れてしまったタイミング。やはりもう一度リトライしたい。

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大分咲き出してきた。

麓の権現の森で、この前はまだだった樹にも花が咲き出しました。

さて、目指す場所では??

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正に、ドンピシャ!嬉しい~!!

何度巡り会っても嬉しいものです。去年は3月26日がこの状態。去年より約1週間遅れですね。でも過去の記録を見たら、特に遅いわけではなく、むしろ去年の方が異様な早さだった訳ですが。

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ベンチに寝ころんで見ている。

こんな時が至福の一時。上の画像はクリですが。そうだね、今度イガをきちんと見なくちゃ(小野木先生のこの花病治療で気付かされたイガの真実の姿!)。

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今回も、あり合わせのおかずを詰めたお弁当で。

おやつも持ってきたよ~。

一人静かにすごすお花見です。

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2016年4月5日

その前は、時にYu-Yuさんと一緒のことも多かったなぁ。画像はまだ高校2年生になる手前の頃の春休み最終日の様子。あれ、お弁当を包んでいた布が一緒だ(笑)。

この頃お弁当も、全然凝ってないですよ~。私のお弁当に「映え」は期待してはイケナイ;

今までで、人生の中で一番長く一緒にフィールドを歩いてきたことになる。約18年。

彼自身はそれで植物好きになることはなく、虫や鳥にも興味はあまり示さなかったなぁ。ただ、嫌いではなくて、テレビの「ダーウィンが来た」も好きで良く見ていました(ヒゲ爺のダジャレが好きだったというのも大きいかもね;)。

今はすっかり成人となり、働きに出ていて、自分の世界に夢中。それで良いのだけど。

この頃は寄宿生活で、土日や長いお休みの時は家に帰っていましたね。今また、離れて暮らし始めました。

色んな人ともフィールドご一緒しましたが、次いで密度が高かったのはやはり最初の自然観察会でのほぼ5年間の関わりですね。

あ、今も海上の森尾張定例観察会や、東三河野鳥同好会などでの場所も楽しくて好きです。

 

今回の様なお花見、一人で寂しいと思うところもあるけれど、しかしあまり他者に入って貰いたくないかもなぁ。波長が合えば良いけれど。一人楽しみたいというのもあったりします。共有できる相手がいるのもいいのですが、誰でもと言う訳じゃないから。

とはいえ、最近はしにくいご時世ですが、大勢で賑やかなお花見自体も嫌いじゃないですよ~。自治会の集まりで参加したことがあります。

長くなりました~。

 

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あっちこっちでマキノさん。

この日はあっちこっちで出迎えられたような感じでした。

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今年も「とっても嬉しそう♪」。

西和賀の瀬川さん(訪れたときお世話になりました!)のカタクリの歌でこの歌詞が出てくるのです。このナガバタチツボスミレさん達の様子もそうですよね~。

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ヒメウズ、尾張にはあまり見られなかったよね~。

尾張にもある場所はあるみたいですが、ここに来るまでは、三重県藤原岳に行く麓で出会うと行ったイメージでした。そういえば藤原岳、しばし行っていない・・・。

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よく知らなければ「毛虫みたい~;;」となっちゃうよね。オオバヤシャブシの落ちた雄花だよ。

この時は、頂上付近まで出ましたが、頂上には出ずに引き返すことにしました。

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ウラシマソウ

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ここにも!

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さて、降りて、元のヤマザクラのあるベンチで休憩していたら、なにやら作業員さんが上がってくる・・・。

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ご苦労様です、、しかし、、もうこれ以上要らないよ~。

こんな苗木を何本か運んで・・・。

桃だと言うことです。

聞けばここや麓に何本か植えるらしい。

折角既に自然が或るこの場所に、また植栽なんだ・・・。

一般の人は歓迎すると思うのですが、私には嬉しくない出来事でした。

自然の植生や花を感じて楽しみ、愛おしいなぁ、と思える文化はこの国では育たないのか・・・。

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大切にして欲しいものとは・・・。

どうかこのヤマザクラの大木がこのままでこれからもあって欲しいと願いました。

その後滝頭公園に寄って、帰宅へ。

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一昔の一人で自然散策=暗い、とか奇異な目で見られる時代は変わり、こうした過ごし方をする人も多くなってきました。

それは良いことですが、一方で自然の本当に近い付き合い方にはまだ達していないなぁ、と思うことが多いです。まだ私のような人間は、マイノリティーなんだと。

マニアックになるのではなく、周りの生き物の立場になれる自然との付き合い方を伝えていけるかが今後の鍵になりそうです。