コロナ禍の今、学生の頃からの特性であった「本の虫」再燃かも。
所で、今、「校本 宮澤賢治全集」筑摩書房 を図書館から順に借りて、未読の童話や詩、紛失してしまった新潮文庫編纂の詩なんかを確かめたりしていますが、
あわや挫折の危機;
実は賢治さんの詩はかなり沢山なんですね!!
似た詩、または題は違うけれど中身は同じ、というのも結構あるようです。
一般に書籍で出すには或る程度の編纂は必要不可欠だったのでしょう。
天沢さん編纂の新潮文庫の詩集はやはりエッセンスが過不足無く詰まっていたんだと判明。どこにやってしまったのか、後日買い直すべきか。
因みに、「銀河鉄道の夜」も何回か書き直しの原稿があり、ブルカニロ博士が終了間際に登場する場面は、最近の本では載っていなくて、この校本でしか今は見ることができないようです。あの部分、私は好きなんですけどね。
さて、校本読もうとしていても、他用でうかうかしていると返却期限が近づき、延長手続きの繰り返しでしたが、図書館の貸し出しシステムが変わり(利用者入力形式に)、延長は1回限りとなりました;;
どうにか読もう・・・。
前の記事で取り上げた小野木三郎先生の本について。
「ぼくとわたしの博物誌」小野木三郎著 教育出版文化協会(1980年)
40年前に出された本ですが、なかなか中身が良さそうで、読むの楽しみです。
そして同時期に注文していた本も届きました。
「飛騨山脈世界の自然遺産」小野木三郎著 岐阜新聞社(2015年)
当時案内いただいたのですが、買うのを迷っていてそのまま時が経ってしまったのですが、今回注文しました。6年前の本。
主張される事は一貫しているので、こちらもそうだろうな~、と思っていたのですが、際だっていたのは、海外への山旅での写真が多いこと。
以前からも時折、海外と飛騨の自然比較の意味で、写真が載っていたりしていましたが、今回は更に豊富で、写真で日本・飛騨の自然と比較できるようになっています。世界の自然と飛騨の自然史の似たところ、違うところが寄り分かる!
そして、日本での自然環境の保全策の抜け落ちている部分について新たに書かれている!
所謂、世界遺産やエコパーク、ジオパークを進めるのに、その内容と本質、保全と活用の中身に踏み込まず、ブランド化だけをもてはやすありように疑問を投げかけているところに、「ああ、そうです、そこが正にモヤモヤしているところなんです。」とテーブルばんばん叩いて頷いてしまいそうです。
前者の本から30数年後も、変わらないばかりか、深まった部分もあったりで、改めて凄い方なのだと思ったのでした。
自然や生きものへの想い、共生を探る姿は勿論そのままです。
これは買って良かったと。
読むので待っててくださいね。
これからも健康で長生きして欲しいです。
ところで、賢治さんの校本返却、延長手続きに近くの図書館に行った際、子ども向けの本棚コーナーの、自然分野の所を見てみました。そこが結構充実していることを最近知ったのです。
そして見つけたのが、
「ブナの森を探検しよう!」瀬川強著 PHP研究所(2018年)
11年前に岩手県西和賀町を訪ねていった時にお世話になった瀬川さんが出された本です。
通信にも案内見たのですが、お値段的に迷ってしまっていました;
それが近くの図書館であった!
賢治さんの校本ともに、返却期限までに読めるだろうか;;
自宅には、他にも小野木先生始め様々なブナ関連本がありますが、こちらも読むのが楽しみな感じ。
こちらも欲しいけれど迷っていた本。同じシリーズ。
「さぐろう生物多様性」小泉武栄監修 岡崎務著 PHP研究所(2020年)
こちらは身近な自然で起こっている生物多様性の危機について取り上げられているので、こちらこそ読みたいと思っていたものです。
う~~~~んどちらか、または両方?結局買うことになるかな~~~??
そうなると、また物が増えるので、不要な本は断舎離いるかな~~;;
本は益々悩むところですね。愛着もあったりすればなおのこと。
大事な残すべき本はきっと何度かは繰り返して手に取るものですね。
それ以上に、本読む時間取れるかどうか。
今日は久しぶりの晴れ間。家で洗濯がはかどりました。
明日も基本家での用事になるかな。
でもまた可能な範囲でフィールドには出たいです。
近所の更新もまだあるので、次はそちらにかかります。