多分Facebookには数年前にこのことは書いたと思うし、このところ内面を語るのは専らブログになってきているので。
早春のフィールドを歩くときはこの「大地の歌」の曲が当てはまるような気がしています。
まだ学生だった頃、確か短期大学生くらい、このサントリーのCMでマーラーの曲と日本画風のアニメを見て、レコード欲しくなってレコード店に注文しに行ったのでした。
店主さんは「カラヤン指揮の物がいいよねぇ、」なんて言っていたかな。
後にCDも入手しています。
当時は、あの頃、学生~社会人の始めの頃は景気が良くて所謂バブル期で、周りはイケイケな感じだった中、野鳥に興味を持ち出したり、クラシックを囓ってみたり(女子大生の同クラスの女の子の中には当時人気だったリチャード・クレイダーマンのピアノ曲持っている人もいましたが)、
まぁ、賢治さんの文で言うなら実に「奇態な」学生だったんですね(汗;)
「大地の歌」には何曲か編成されていて、サントリーCM起用した「青春について」が私はやはり一番好きです。
昨日出かけていった海上の森などの雑木林や、
今日散歩した近所での池で聴きたいような感じ。
他の曲も優美なのですが、作ったときのマーラーの心境がどうやら「死」を意識したらしくて詩は悲劇調な感じだったりするし、曲も悲しげなものがあったりするので、今ちょっと聴くのはどうかな?
こういった悲劇物などに単純に酔いしれる年頃だったらいいけれど。
どうやら、当時のサントリーCMの影響で、同じようにマーラーの曲を買い求めた人が何人かいたようです。
結構印象に残る映像ですよね。