もり~ゆ 野巡りの日々、第3章

身近な場所を始め、自然のことなどを書いていきます。

CAEA第5回渥美半島フォーラム参加。

ちょっと戻って、

12月5日土曜日、

午後から田原文化会館に出かけ、

「CAEA第5回渥美半島フォーラム」~活動から渥美半島の環境を見つめなおそう

に参加してきました。

11月21日のCAEA(渥美半島環境活動協議会)主催の藤尾山散策に参加の折に、チラシをいただいたのでした。

 

そのフォーラム参加の前に、併設していた田原図書館へ、今年2月に発行した自分の冊子自然のまとめの第2弾を、ようやく寄贈することができました。

これは、近所の自治会で公的機関に寄贈したいところの分を、費用を出して購入してくださった分で、田原図書館分が残っていたのでした。

無事、果たせて、ミッションコンプリート!

 

さて、フォーラム受付では、検温もあり、コロナ感染対策で、もしもの場合に備えて参加者記名と連絡先等を記入し、会場は定員の半分指定、での開催でした。

いつもは外部の講師を招いての開催だそうですが、このご時世、今回は地元で活躍している8名の方のそれぞれの活動報告と、後半に「環境と経済について」というお話しがありました。

 

長年渥美の海を見つめてきた方のお話し。海辺が変わってしまったことなど、そしてあの懐かしい故O先生の名前が・・・(もう少し長生きしていただきたかった)。

この前藤尾山でお世話になった方々の里山保全活動、

地質の観点からの海岸のこと、

そしてWさんによる温暖化によってアカウミガメの雌の比率が増え(カメは孵化の時の砂の温度で雄雌の性が決まる、高いと雌に)、雄が少なくなり、結果雄と雌の出会いが無くなり、産卵しても無精卵になってしまい、子ガメにならない現象が起こっているなど・・・。

 

また、主催のSさんによる西の浜での清掃活動と漂着ゴミのことなど。

 

そして、

若い方、今回いずれも女性の方々の活動を伺うことが出来ました!

海辺の生き物の観察や渥美の森をガイドする人、そしてシェアハウスで農業体験を行っているなど。

現場で体験して、「好き」の力を増やす、強制ではなく、

また、当たり前に思っていたことが当たり前ではないこと、

地球1個分の暮らしを目指すこと(日本並みの暮らし方を世界で行うと2.5個分になってしまうそう)。

などなど。

 

顧問になんと元館長で今は豊橋自然史博物館アドバイザーの松岡さんがなっていて、評価を述べていました。

 

その後は「環境と経済」というテーマでのお話しがあり、環境を守りながら行う経済活動が大切になってくると行った内容でしたでしょうか、グリーンインフラ、と言った言葉がありました。

これは前にここでも記事にした、谷口さんが言うところの、欧州での環境保全でお金を回す仕組みや、NACS-J会報に載っていた「グリーンディール」にも共通することなのでしょうが、具体的にはどんな仕組みで動くのか、私には上手く言えないし分からないですが・・・。

 

参加して、これまで忘れかけていたというのか、しばしいた場所があまり良くなかったのでしょうが(悪いけれどそう思う)、感じることが少なかった、自然環境を守りたい、この自然の良さを皆に伝えていきたい、というシンプルな思いと活動力が感じられ、田原には思いのある人がいること、良い風が吹いているんだな~ということが分かって良かったです。

田原でも、豊橋でも、それ以外でもですがそうした人たちの活動で出来ることがあれば私もお手伝いできれば、と思うのでした。ささやかなことでも。