もり~ゆ 野巡りの日々、第3章

身近な場所を始め、自然のことなどを書いていきます。

「或る農学生の日誌」感想(邪道です;)

賢治さんのは一通り読み終えたらそれはそれで書く予定です。

今日はこの「或る農学生の日誌」を読み終えたのでした。

あの時代のまじめな農家出身の青年らしい日誌という内容なのですが(勿論書いたのは賢治さんで創作です)、

 

当時修学旅行行くのにも大変だったんですね。

家庭によっては費用の捻出が出来ないところもあったとは。

でも参加人数が規定以上でないと実施できないこともあり、行ける状況の生徒からは責めるような視線も浴びたのだろうか。

(結果は二人足りなかったけど学校の方で誤魔化し申請して:笑、実施に至る)

 

それにしても北海道へ4泊5日って、今思ってもかなり大がかりで贅沢な気がするよ~。まあ、交通手段が今と違うというのもあるのでしょうが。

 

で、日誌を書いた生徒の家では、お母さんのお伊勢参りもまだであるし、お婆さんもそんなに旅行(お参り)行けてないのと、干ばつで大変だったのに旅行なんて周りに後ろめたいなどでなかなか良い返事がもらえなかったのだけれど、子を思う気持ちはいつの時代も同じ。修学旅行に行けるようになったのでした。

 

で、折角得たこの機会、隅々まで見て家族にお土産話をと意気込んでいたのに、肝心の修学旅行途中で日記が一旦途切れてしまうとは?ゆでガニショックから??

 

現代だったなら、スマホでLINEで家族に写真などで送れるし、Facebookやインスタ駆使して思い出を記録できますよネ!「函館なう、イェ~イ!」なんて・・・。

農学生さん(中身は賢治さん)はまじめだからそんな風には報告しないか・・・。

 

今、コロナで旅行やお出かけはしにくいし、自粛している人がいる一方で、Go toトラベルとかGo to eatなんてものが行われています。ですがこの所の感染の波で見直しに入りそう、、それはそうでしょう~~、と思いますが。

私も本当なら飛騨などに飛んでいきたい。デモ今は我慢;

ですが、あの当時は旅行と言えば農学生の家のようにお伊勢参りとか善光寺参りなどの機会しか無くて、一生にそう何度も行く機会は無かったのですね。それを思えば、ここ1,2年なら我慢できるか・・・(でも早く収束して欲しいです)。

 

感想は全然格調高くもない邪道なものになってしまいました。

 

農学生(後に卒業)さんの勉強したことで農家のみんなを救いたいという気持ちが綴られています。