もり~ゆ 野巡りの日々、第3章

身近な場所を始め、自然のことなどを書いていきます。

アカトンボとどんぐりを探して~葦毛湿原

11月15日。

長く自然観察していると、課題は増えていきますね・・・。

近所以外のどんぐりの実なり状況、そしてアカトンボ情勢を見たくて、この日は結局お昼到着になっちゃったけれど、簡単なお弁当(ですがチダイの鯛飯の残りですよ!と、残ったおかずを詰め込んだだけ)持参で葦毛湿原へ行きました。

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やっぱり実が一杯!

駐車場から広場へ。

ここでもクスノキは実なりが良好です。

人はやはり沢山来ていますね。

広場のベンチでまずはお弁当。

目の前の長尾池にはカイツブリが3羽いました。カイツブリは近所やここでは安心して暮らせるようです。

近所と違ってここの子たちは人に慣れているためか、割合近くまで来てくれている、ウチ(近所)の子たちなんて、ちょっとでもこちらの姿を見ようものならすぐさま「ピッ!」なんて警戒声を発するのに;池のそっちの内側にフェンス越えてなんてこちらは行けやしないよ~;なんですけどね。

 

と、カイツブリ眺めながらのお弁当タイム終わり、出発。

 

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色づき始める

コナラがそろそろ黄葉しかけています。しかしどんぐりはほとんど落ちていません。ここはあまりコナラのどんぐり成らないのですよね~。

この様子を見るとあの森に行きたくなる・・・。けど公共機関は今のご時世、、(泪;)

 

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まるでコマユミツリー。

道中見たコマユミ。こんなに沢山実を付けるのを見たのは初めてです。まるでツリー状態。翌日登った蔵王山のものは全くと言っていいくらい実がないのに対して対照的です。

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メギ

湿原到着。

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スイラン

スイランも名残の花が。湿原はもうすっかり晩秋の装いです。

 

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ヒメアカネ

いました、去年と同じく、ヒメアカネが。アキアカネよりも一回り小さく、顔が白いので見分けやすいです。良く木道に停まっています。

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ミヤコイバラの実

透き通った赤い実は、宮沢賢治の「良く効く薬とえらい薬」の透き通ったバラの実そのもの。

 

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ヤマラッキョウ

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アキアカネかな?

姿形からマユタテアカネなどではなく、アキアカネか、もしかしたらナツアカネなのかも知れません。両者の見分けは近くで、または捕まえないと難しい様です。

アカトンボ類は、ヒメアカネと合わせてここでは延べ20頭ほどいました。近所に比べれば生息条件は良いでしょうね。

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フユイチゴ

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一回りしてベンチでお茶休憩。両隣コナラの間にいる樹はヤブニッケイでした。あの海上の森では1,2本あって、重宝がられますが、こちらでは準メンバークラスかな。

 

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手前の樹の隙間から見える森。以前はもう少し茂っていたので見られなかった景色です。

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貴方は無事だったんだね。

戻りの道で。ここにはウリカエデが2本あったのですが、1本伐られてしまったようです。もう1本も無いのか、、と思っていたら小さめのこの樹は無事でした!良かった。ここでは少ないか、ここしかないかもしれない。

落ち葉を拾って手帳に挟みました。葉っぱの絵を久しぶりに描いてみたいです。

この日アオバトの鳴き声を聴いたし、帰りの駐車場ではジョウビタキツグミにも出会いました。

この後、二川の駒屋に寄ったり、豊橋動植物公園に寄ったりして、Facebookで知った人にお会いしたり、動植物公園内で演奏していたいがりさんに会ったり、自然史博物館での小中学生自由県境入賞作品を見たりしたのでした。なかなかに充実しました。