昨日の中日新聞でも、今日の夕刊社説でも出ていました。
かなりの観察対象種が観測廃止になります。
見つけにくくなっているホタルやアキアカネはまだしも、植物でも簡単に見られる園芸種などが廃止となっており、驚きます。
アブラゼミやクマゼミは街中でもいるので、探すのに困難と言うことは無いはずです。
森田さんが色々このことに疑問視を投げかけていますが、正にその通りだと思います。
温暖化や生物多様性問題を取り組むなら、廃止してはいけないことなのに。
明らかに退行です。
*生物暦をこれまで続けてみて、温暖化傾向は分かりにくい(思ったような結果ではなく、早い遅いのサイクルを繰り返していたりする)のですが、
・コナラの全面黄葉観測は年々遅くなってきていました(残念なことに観測していた樹は地所さんの意向で伐採されてしまいました;)。
・ウグイスの囀りはこちらではここ数年早い傾向です。
・前の記事に書いたようにススキの開花とお月見(十五夜)との関連はここ豊橋南部では微妙だったりします。
・ツグミが記録的に初認が遅かった=翌年の元旦!年もありました。
など、分かってきたこともあります。
*セミの声の聞き分けを感じるのは、日本人ならではの感性らしいことが、中日新聞の社説にも出ていましたね。またセミの種類によって住める環境も異なったりします。
*それぞれの地域での現地情報を軽んじる傾向は自然観察をする人の中にも見られ、足下の自然環境について知らない言えない事が増えるのは、今後大きくなる環境問題のことを考える上でもマイナスになりますね。
(定点観察やモニタリングは疎かにしてはいけないですがやる人は限られてしまいます)
*しかし、同じく中日の夕刊の4コマ漫画では、「ネットで検索すればやっている人は一杯いるよ」というセリフが・・・。むむむ・・・。
*今や天気や気象を観測するのは気象庁だけではなく、民間企業のような所でも行っていたりして、そちらの方が予報では正確であったりもします。ウェザーニュースとか。むしろ今後は生物季節観測、そうした民間でボランティアとか募集して行ってはどうでしょうか?