もり~ゆ 野巡りの日々、第3章

身近な場所を始め、自然のことなどを書いていきます。

豊橋のセントラルパーク 豊橋公園15~まとめ


去年2019年から、1つ前の旧ブログから始めたこのシリーズも、ようやくここまで辿り着くことが出来ました。

掲載の画像は、下手ながらも全てブログ主であるurikaede自身のデジカメやスマホで撮ったもので、場所も大旨豊橋公園で撮影されたものです(豊川の生き物の所で、カニテナガエビなど一部別地域で撮影の物を使用しています)。

不十分な内容もあるかとは思いますが、2012年~2019年の7年間担当してきた観察会で得たこと以外に、それ以前や以後に、個人で歩いて見てきた出来事も含めてこの場所の自然や歴史などをまとめて伝えようと思い、拙いながらブログの記事という形で出すことが出来ました。この場所のことについて、特に共に生きる生き物のことについて知ってもらえる手がかりになったなら、幸いです。

(拙い内容とは言え、画像や内容を無断転載することは、固くお断りします。)

 

吉田城のある場所、そして市庁舎がある、秋のとよはし祭りの時に開催される造形パラダイスの場所、として知られている豊橋公園の違う魅力が御理解いただければ、と思います。

(造形パラダイスとは、豊橋市外に住む方への補足として:とよはし祭りのある毎秋、市の小中学校、特別支援学校生徒の工作が、公園内に展示されるので、子どもと親はそれを見に行くことが多いです)

下に続きます。

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他地域でもお城のある場所の隣接地に庁舎が建てられる様です。しかしここでの特徴は、市の中心街の庁舎にいながら、そしてすぐ間近に歴史と自然を有した公園があること、本当に出口からすぐそこに緑の公園の世界が展開します。

 

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例えば、市役所に手続きなどの用事で出かけ、済ませた後に、公園内をめぐり、鳥や植物、時にはカニとの出会いを楽しみ、吉田城や戦争遺跡を見て歴史を感じ、三の丸会館か、美術館内のカフェでお茶休憩、美術館の展示を観ていくこともできますね。ランチが頂ける場所もあるので、終日楽しむことも出来ます。正にセントラルパークですね。

(現在はコロナ禍の中なのでなかなかそうはいかないかも知れませんが。)

所謂大きな経済活性化やお金に換算は結びつかないかも知れませんが、そこでは計れない心の豊かさが得られるのではないでしょうか?

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日本国内、広く探せばどこかにはあるのかも知れませんが、市の中心にいながら、市役所のすぐそばでカニが見られる場所はそうないかも。

(あ、田原市役所のほど近い場所に清谷川があってモクズガニはいますね、でも川の中に安全を見計らって入らないと見られません)

 

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豊橋公園の自然環境は、「とよはしネイチャースポット」の中の「中心市街地域」の中にあり、市の自然環境を特徴付ける場所の一つとして位置づけられてもいます。

 

 

 

 

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一方で、豊橋市は「SDGs(持続可能な開発目標=環境や人の暮らしが持続可能を保ち、誰もが取り残されない社会の仕組みを目指すもの)未来都市宣言」を出していて、環境のことも謳ってはいますが、市内の肝心の足下にある自然環境へむけたまなざしを見ることが少ないと感じるのは私だけでしょうか?

ほら、市役所のすぐお隣にだって生き物たちが共に住むこんな素敵な場所があるのにですよ!
 足下の自然、離れた場所にあるけれど特別な自然、共に地球の未来のためには疎かにしてはいけない場所。

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これまで、豊橋市では直接の破壊ではないにしても、間接的には環境へも影響がありうる、公園内での新アリーナ計画が建てられいて、その採算性や機能性ともに疑問視がされています(環境面では残念ながらあまり争点にはなっていません)。

しかし、今年、全世界を襲ったコロナ禍の波を受け、経済的にも打撃を受けた今、この計画をそのまま推し進めていけるのでしょうか?

むしろこれまでの方向を一度立ち止まり、この場所の環境も評価して、市内の他の環境スポットと共にSDGsの中に、共に守っていく内容にアップグレードして欲しいなと願っています。

 そんな豊橋市政であってほしいと願っています。

 

私は、特定団体で7年間続けてきた定例観察会担当から降り、今は個人としての関わりに戻りましたが、近所や他の場所と同じく、これからも豊橋公園の自然とお付き合いは続きます。未来の世代にもこの公園の自然が、歴史や文化とともに引き継がれていきますように。そう想いながら今回のシリーズを終えます。

 

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ありがとうございました。