もり~ゆ 野巡りの日々、第3章

身近な場所を始め、自然のことなどを書いていきます。

新あいち生物多様性戦略 第一回 地域ワークショップ「東三河地域」参加してみました。

写真の説明はありません。

1月25日の午後から、愛知県主催の「新あいち生物多様性戦略~2021年以降の新たな生物多様性戦略の策定に向けて~第1回地域ワークショップ東三河地域」に参加してみました。

どんなもんなんだろう~、という気持ちでしたが、知っている方が何人か見えていましたね。

実は午前中に別の用事に行っていて、そこで時間が押したため、その後のお昼、そして会場へ着きましたが、少し遅れました・・・。最初の愛知県による「新あいち生物多様性戦略策定について」の趣旨説明は聞けず、東三河での生態系ネットワーク活動報告の途中から聞くことが出来ました。
新城、東三河渥美半島毎の生態系ネットワーク協議会の発表(それぞれにカラーがあったか)の後、ワークショップで、残したい自然はどこかを地図上で示し、そこの良いところや課題となっていることを話していくというものでした。

画像にあるように、地図上で、「残したい自然」の位置と内容についてシールとポストイットで銘々貼っていくという形式です。私のいたグループテーブルでは一番多く貼った感じ。

自分は、、これまで行った場所と観察会担当した場所おおよそと、近所を推しましたね;(海上の森尾張圏になるので貼らなかったです;別の回で必然出てくることでしょう・・・。)

ワークショップは3グループに分かれて行ったのですが、
別グループでは、豊川水系や表浜など一つのまとまりで考えていきたいと言うこと、地域で関わる人材が不足、高齢化などが上げられました(もっと色々あったと思います)。
私のいたグループでは、奥三河地域の森林は殆どが人工林で、管理に課題があることやシカの害、それから野良猫が与える生態系の影響が心配なこと、豊橋公園などの身近なところにある自然も、東三河の他の優れた自然景勝地を見ていくと共にもっと人々に関心を持って欲しいこと(アリーナ問題では自然環境は争点になってないこと)、それにはどうしたらいいのか、また田原では一般の人々による自然への関心があまりなく、様々な観察会などの試みを行っているけれどどうしたらいいのか、等と行った課題が出ました。しかし本当はもっと言いたいことは沢山あって時間は全然足りない感じでしたね・・・。

感想としては、ワークショップそのものは悪くはなかったです。


私の所の参加テーブルは結構良かった方ではないかな(渥美方面の方が多かった)。
別のグループになりましたが、六条潟保全活動を行っているみなと塾の方も見えていました。

ただ、ワークショップ後2回含めて行った後、どう策定に活かされるのか、されないのかは気になるところです。

因みに、従来の策定された

「あいち生物多様性戦略2020」~あいち目標の達成に向けて~ 平成25年3月の内容が以下の所で見れます。25日に頂いた資料にもこのパンフレットがあり、2020とあったから、最新の物かと勘違いしてしまいました;;

https://www.pref.aichi.jp/kankyo/sizen-ka/shizen/senryaku/download/senryaku2020/senryaku%20zennpen.pdf

 これに対して策定前に募集して出されたと思われる意見を見ることができます。その意見が果たして↑にどの辺りまで反映されたのだろう、、意見提出者が12名という少なさも残念なところ。

www.pref.aichi.jp

前の策定内容では、批判のあった「ポテンシャルマップ」についてと、ミティゲーション(代償措置)が真っ先に持ってこられて、元の環境を開発等はしないで保全するという理念はあまり見いだされて無い所が当時のパンフレットにはあるので、そこが懸念材料です。私が聴けなかった「新あいち~」での趣旨説明では、あいちミティゲーションの所では、開発等の「回避」が一番上位レベルにあるとなっているようですが(資料で)。

ワークショップもいいですが、それだけでは終わらせず、やはり策定前にパブリックコメント募集するなどはして欲しいですね→2020年後半で予定されているみたいですね。

 (スケジュールの流れとして、、2019年末~2020年初めにWebアンケート、つい最近1月11,12日に行われた生物多様性EXPO開催、そして今回のワークショップ、があり、→県政世論調査(予定、このあたりで戦略案の作成に入る)→2020年末~2021年初めにパブリックコメント募集があり、程なく新戦略の公表、となるようです。ワークショップやパブコメを単なる通過儀礼にしないで反映できるようであって欲しいですね。)