今、名古屋市、松坂屋南館７階にある松坂屋美術館で、ムーミン展が開催中です。
ムーミンの原作者、トーヴェ・ヤンソンさんの原画の展覧会。これまでにも何度か来ていて、ここ松坂屋美術館でも２度目になるのかな。
実は14日に1回来ていますが、次の用事の時間の関係上、足早に展示を観てしまったのです。内容は良かったので、これはもう一度来なくては！！と思い、
昨日18日に、今度はこれのみの目的で2度目の観覧に。
今度は1時間半以上は時間をかけて観てきました。
毎回驚くのは、小説の挿絵は驚くほど小さいこと！しかし丁寧に細やかに描かれていて凄いなぁ～、と思ってしまいます。
今回は挿絵と共に、挿絵を決めるまでに描かれたスケッチの数々が展示されていました。表情やポーズの異なった幾つかのスケッチを経て描いていったのですね～。スケッチですら丁寧に描かれているのです！
観ていきながら、読んだ小説のあの場面とかが思い出されました。
それから前のブログでも取り上げた、ムーミン以前の、風刺雑誌「ガルム」に挿絵や表紙絵を描いていた作品もありました。観たことがなかった作品も幾つか！ただ、有名なヒトラーやスターリンの描かれたものはなかったです。
あのイラストはこの所で描かれたんだな、と言うのが分かったり、翻訳者の方に送ったメッセージカード（しかもムーミンの絵入り）羨ましいな～、と思ったり、子ども達の病院でレントゲン案内のためのポスターを描いたりしたという優しさが感じられたり。
今回感心したのは、ムーミンのオペラのためのパンフレット！！ムーミンママのバッグをデザインしたケースの中にキャラクター紹介カード・・・・・トーヴェさん、、凝りすぎですよ～～(^^)！
ムーミンハンカチやその他のテキスタイルを手がけている鈴木マサルさんが感激したというテキスタイルもありました。
ムーミンに関心のある方は、是非、足を運んでください！観に行くのが一番！！
私ももう1回行くかも知れません！！
今回のミュージアムショップで買ったもの。図録だけにしようと思いましたが；；；
図録、ハードカバー文庫のような作りで凝っているのですが、図が小さくなってしまってその点残念かな～？
「ムーミンやしきは ひみつのにおい」はトーヴェやトゥーティッキ達が作ったムーミンハウスと人形を撮影して物語を作って本にしたもの。
手前のカードのママが絨毯を洗うための洗剤を隠してばつが悪そうなのは、当時の環境保全活動のために、弟のラルスと協働で描いたものの一つです。
また買ってしまったレターセットは昔ながらの活版印刷で印刷したとあり、こういうの弱いんだよね；
図録はやはり2004年におかざき子ども美術館で観に行ったときに買ったこちらの方がいいです。
でも展示ボリュームは、今回もこの時と同じくらい充実していて見応えありました。
(追記：後で2004年展示の図録で確認したら、当時の展示は250点、今回は倍の500点なので、ボリュームは今回の方が多いことが分かりました。2004年はトーヴェさんの初期の油絵があったり、ガルムの挿絵はこちらの方が沢山展示だったのでその印象が強かったのかな。）
丁度この日こんなハンカチの柄を持参でした。2枚だぶっているので、1枚はコレクション用、もう1枚は実用で。
この絵柄は元々ボードゲーム用に描かれたもので、その原画も展示でお目に掛かれました。
