11月10日に、豊橋公園定例自然観察会、行いました。
今回は前日に天気を心配することもなく、当日も勿論良い天気!
今回も多くのお子さん連れの方の参加がありました!
今回のテーマは、
木の葉っぱ、木の実の不思議を探る!!
です。
まずは入り口で、アオスジアゲハの蛹を見つけ、それからその蛹が付いているクスノキの葉っぱについて。是非葉っぱの匂いはちぎって嗅いでもらわなくてはね!豊橋市の木でもあるものね。
マンサクのいびつな葉っぱと実についても観察。なんと花芽がほころびかけて気が早いのか、花を咲かせかけていたつぼみがありましたね。お~い、春はまだだよ~~。
会員の方が持ってきた、折れたクスノキの枝に付いていたオニドコロの果実。皆に割ってみて、と声をかけても最初はなかなか割ろうとしない、、、そこで割ってみて、中身の薄い翼の付いた種子が出てくることが分かったら、大人も子どももみな、割り始めました!
この日は暖かかったので、虫たちの活動も見られましたね。カマキリを腕に這わせる子どもはなかなか現れず、、毎回参加の男の子が名乗り出た(画像は大人の会員Kさんです)。
這わせるだけなら噛みついたりしないよ、とのことです。
ツユムシの仲間なんだけど、まだまだこの手の見分けは難しい・・・。温暖化により北上中とのことです。
公園内は下見に行ったとき、落ち葉やどんぐりなど、綺麗に清掃されていた感じで、またどんぐり自体も実成りが思わしくなかったか、そう多くは期待できなかったですね。アカガシは結局今年も凶作なのかなぁ・・・。
それでも、どんぐりはそこそこ拾えたので子ども達は満足かな?
ということで、中学そばの道を通り、ムクロジの実を拾ったりしながら、豊川沿いに歩くコースとなりました。
ムクロジの種子を羽子板の羽の重しにすることを、比較的若い世代の参加の方が知って見えていた!そして羽子板用羽の種子は、何度も使う内に割れてしまうのだそうな、へぇ~~っ!!と驚きでした。固そうなのにね。
マユミの中の赤い種皮に覆われた種子を見たり、アオツヅラフジの実の中の緑色のアンモナイト(種子)を見たりしている内に、
蛇の脱皮跡が木に絡まっていたのを発見!!取りだしてもらって皆で興味津々見ていましたね。
アオダイショウの脱皮跡。そういえば去年か一昨年、アオダイショウ2匹いて、首に巻いてもらったりしていた子ども達もいましたね(大人が蛇を抑えて巻き付けでした。必ずよく知っている大人の人とやろうね)。
抜け殻も、首に巻いてみたり。
脱皮の仕方やお腹の部分はどうやって見ていくのかについてのお話しも出ました。
クサギの実、ツルウメモドキの実も眺め、最後は美術館前の美味しいムクノキのみを少しずつ皆頂いて解散でした。
さて、今回は、大きな紙(カレンダー裏紙)に、この日木の葉っぱと、実を貼ってもらうという試みをしました。ここでは2回目。今回は葉っぱと実に分けてみた。お二人の会員の方にご協力いただきました。
葉っぱ編。この辺協力していただいた会員(会長さん)の感性とセンスが表れましたね。プラスチックゴミもあった・・・。
こちらは実。実の運ばれて芽を出すための戦略別に、クイズ出しつつ貼ってもらうという物でした・・・・・・が・・・。
このところで、子ども達が沢山手伝ってくれたそうです!!
いろいろ当日はなにをどう伝えようか毎回考えるのですが、その通りに全部はならないのが常ですね~~。
例えば、資料には「葉の付き方」を書いて、、マルの中は??
こちらは資料ではないですが、この黄色い円の中にあるヤブニッケイのコクサギ型序列という付き方について説明予定でした。
観察会は、その場での臨機応変もあったりする。
しかし準備なしだと自分の場合、臨機応変も上手くいかなかったりするので準備はいる派ですね。
今回参加の皆様、ご協力いただいた会員の皆様、ありがとうございました。
次回は、
「豊橋公園の過去~現在~そして未来へ」
というテーマで、12月8日に開催予定です!!
私のこの観察会での担当がラストの回!
アリーナ問題で揺れる豊橋公園、未来に残したい物は何でしょう?歴史と自然を見ながら考えていきたいですね!