もり~ゆ 野巡りの日々、第3章

身近な場所を始め、自然のことなどを書いていきます。

何とここでもイカルに遭遇!(ご近所の自然観察)

1月30日のご近所めぐりの様子です。

前日の豊橋公園から、今日は近所へ。

鳥たちによる木の実の食べる順番ってあるのかも知れない。

今季の実の無くなり方からそう思えますね。

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もう実が無くなっている。

ナンキンハゼの実が枝にあまり残らなくなってきました。

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お食事後ですね。ごめん、拾って持ち帰って来ちゃった。

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見るとつい撮りたくなる。

いくつか撮ってあるんですけどね~、見るとつい撮りたくなります。テイカカズラの綿毛達が鞘から出ようとするところ。

さて、N池裏からO池に向かう途中の林で、前日も聞いた「キーコキィー」の声が!

あの子がここにも来ているんだ!!

これだけでも嬉しくなったのでした。

それから、この前見たのとほぼ同じ場所で、

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ヤマガラさん、今回は割と上手く撮れました!

口にナンキンハゼの実をくわえていますね。

以前は割と見られたのですがこのところ滅多に会えなくなっていたのです。

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お顔が隠れてしまった;

コゲラですが肝心の顔が枝に隠れてしまった。でもお腹から尾の様子が良くわかる画像です。

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ビンズイ

これ見るだけでも今回の鳥見はまずまずの成果ですね。

・・・とM池に向かう途中のエノキ大木の上を見たら、中型の見慣れぬ鳥の姿が8羽・・・・・。

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ええっ!!もしや!!

イカルさん達だ~~!!!しっかり姿も見ることができた、しかも近所で!!

近所でイカルが出たのは私が見て以来初の記録です。

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この日は上手く撮れませんでした。

手持ちのコンパクトデジカメで幾つか撮りましたが、この日は今ひとつの画像になってしまいました。

まぁ、私のデジカメ、野鳥撮影に特化したわけではないし、私自身も鳥の写真屋さんが撮るような写真を目指してもいなくて。

記録としてそこそこ撮れれば(そして今手にしているニコンのこのデジカメはそれが出来るので)それで良いかな~、という感じですね。

その後S池(小さい方)から向かう途中で今回もカシラダカを。

もしかしたら、この鳥は草地を好むのですが、

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皮肉なことに・・・。

去年林を伐採して草が生えたこの環境が気に入ったのかも知れません・・・。

ちょっと皮肉。

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ムクドリ

U大池そばの公園のクスノキで。

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大きい方のS池ではホシハジロの雄が。今季は殊更に少ないらしいですが。

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この日一番の美人さんに撮れました。

 今回一番綺麗に撮れたのがこのツグミさん。

この後畑地へも足を伸ばしました。

今季はやはり久しぶりの冬鳥の当たりになった感じがしますね。

ただ、、エナガはここで見られなくなってから11年経ったままの現状もあったりします。

イカルが一杯の、豊橋公園

1月29日。

とある用事で市街地に出て所用を済ませた後、立ち寄った豊橋公園です。

このところ、ここでレンジャクを私自身が見てきていないなぁ、とか、イカルは今でもここには来ているのかな?と気になってもいたのでした。

ここしばし、冬はあまり来ていなかったのですよね。

美術館近くで、

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ナワシログミの様です。

見事なグミだぁ。実はまだこれから熟すのでしょうか?

見た当初は、すっかり思いこみで(私の良くない傾向;)、マルバグミだとばかり思っていたのですが、Facebookに載せていたら「ナワシログミのように思います」とのコメントを頂き、

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近所のマルバグミ

保存してあった2019年11月に撮った画像と比較してみたところ、葉っぱの様子が確かに違う。

そして以前頂いたTさんによる豊橋公園の植物リストも見てみて、マルバグミは載っておらず、ナワシログミのようだと分かりました。

Mさん、ありがとうございます。

 

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レンジャクの仲間は見ることができませんでした。

ヤドリギが沢山着いている樹の前には、カメラを抱えた人たちがいたので、レンジャク来ているかどうか訪ねてみたところ、今はいないとのことでした。

*レンジャク(ヒレンジャクキレンジャク)はヤドリギの実を食べに来るのです。

見れないのかな~、と思いながら公園内を歩いて市役所付近まで来たら、なにやら賑やかな鳥の鳴き声が。あまりにここにしては賑やかなので、「もしかして、鳥を呼ぶためのテープか何かが仕掛けられているのか?(これやっては本当はいけないです)」とまで思ったほど。

その中には「キーコキィー」という声も。

中学に近い林の所に廻ってみたら・・・。

 

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いた!イカル!

豊橋公園では、私は久しぶりに見るイカルです!

何と、この日は結構沢山いて、

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50羽くらいはいたと思う。

林の中を移動していたかと思えば、下に集団で降りてきてなにやら餌をついばむ姿も見られました。

50羽くらいはいたかな。

こんなに多くのイカルを見たのは初めてです。

この鳥は、本来山などに見られる鳥で、他の場所では瀬戸市海上の森で見ています。

あ、今年の1月、葦毛湿原探鳥会でも見ているよね!

そんな鳥が豊橋公園では冬に見られるのですよ。

以前、市役所に用事で来たとき、この公園の門(歩兵隊の頃からの門)近くのケヤキだったかな、に何気に群れでいたのを見ていたりしてちょっと不思議な、でも素敵な気持ちになっています。

鳥を見ている人に後で聞いたらいつも来ていると言う事です。

でもこんなに沢山来ているのはそうはないのではないかな?

やはり今季の冬シーズンは、久しぶりの冬鳥の当たりになったのではと思っています。

 

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落ちていたヤドリギ

豊川沿い近くで。

沢山着いているソメイヨシノの枝の一部が折れるか何かして、ヤドリギが落ちていました。

普段着いているものは採らないでいますが、落ちているものは拾うことがあります。

今回も全部は無理なので、枝を何本か貰って持参のマイバッグに入れて持ち帰ってきました。

再び廻って美術館近くに戻って。

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15羽くらいの群れで。落ちていたナンキンハゼの実を食べに来た模様。

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綺麗に写ったものも載せておかないとね。

ここでは、シジュウカラが15羽ほどの群れになってやって来ていて、下に落ちたナンキンハゼの白い実を食べに来たりしていました。

シジュウカラだけで15羽とは多いね。

ヤマガラも見られました。

もうちょっと廻ってみようか。

 

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この日は寒かったです。雪もちらついていました。

この景色を眺めているときも、雪がちらちら舞っていました。

豊橋でも雪か~。この後、夕方、雪知らずな南部のこっちでも降ったからね。

寒かったです。この日はある悩みも抱えていたので身にしみる寒さだった。そんな中でのイカル達のとの出会いは心に残るかも?

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石垣の発掘調査みたいですね

このところ、吉田城趾などの歴史面にスポットが当てられつつある豊橋公園。発掘も進んでいますね。

城趾も大切だけれども、周りの自然も損ねないで欲しいと願う一小市民の私。

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いつもいる常連さん。

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アカガシ大木

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王冠みたいよね。

こんなに身近にヤドリギを見ていられる場所って他にはあるのかな?

ヤドリギは好きなので嬉しいです。

今の所、これのために宿主の木が激しく弱ると言うことはない気がしていますが。

(ただ、きっと着かれて絶賛歓迎、ではないとは樹にとっては思うかな、半寄生なのだから。)

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お一人様席で、景色を眺めながら。

 お昼は美術館内のカフェneoさんで。

景色と一緒に頂くのはいいですね。ただ、この日選んだメニュー、ちょっとお腹いっぱいになってしまったかな。

人そこそこ入っていたので密加減が気になりました。こう気にする日が無くなりますように。

 

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その後描いてみた。

拾ってきたヤドリギから。

水にさせば、かなり持つことが分かりました。余裕あったら別の枝でも描いてみるかな?

*また市街地には来ることがこれからちょいちょいあるかも知れませんので、その折にまた来てみようと思います。

宮沢賢治作品の元となった舞二つ

この頃は、you tubeなど動画で色んな歌や映像が見られるので、便利になりましたね!

中には地域のお祭りや舞も見られますし、賢治さんの作った歌なども聴くことが出来ます。

学生の頃は想像でしか思いめぐらせることが出来なかったこれら物語の舞台となったお祭りや踊り、そして歌などを知ることができるようになりました。

星めぐりの歌」も、

「太陽マヂックの歌」も聴けます!

ただ、「太陽マヂックの歌」の冒頭から繰り返されるフレーズは、、今はあまり表には出しにくくて;

あの言葉は、感染症ではなくて、太陽の冠を意味するので本来は良い言葉なんですよ。

 

さて、ここでは賢治作品のモチーフになった二つの舞の動画を張っておきます。

一つは、詩「原体剣舞連」の元となったこちらを。

原体剣舞

www.youtube.com地元の豪族か支配者が討ち取られてしまったので、その魂を鎮めるための舞らしいです。

詩の内容も良く吟味すれば確かに。

この舞と宇宙をリンクさせる辺りは賢治さんですが。

 

もうひとつは、物語り「鹿踊りのはじまり」の元となったこちら。

鹿踊

www.youtube.com

他にも動画がありますが、長いので(笑)、ダイジェストのこちらを。

鹿(「しし」と呼びます)が頭を下げたりする動作が作中にもあります。

物語は、主人公嘉十の手ぬぐいを珍しがったり、ハンノキやウメバチソウを愛でながらのどかに輪になって踊ったり歌ったりする鹿たちの物語なのですが、、、。

 

所で、

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再読しました!

宮沢賢治イーハトヴ自然観」再読しましたよ!

地質や宇宙のこと、気象との賢治作品の関わり、勿論花や樹や生きものとの関わりについても良くわかる内容です。

「イーハトヴの様なドリームランドは、岩手だけではなく、各地に見いだすことが出来る」とあります。

きっとあの森にも、またあの森にも、あの場所にもドリームランドがある。

どうかそんなドリームランドが無くならないであって欲しい・・・。

 

賢治さん関連本、他のも読みます!

人間は、わからない。

とある体験談で、意外な人からいたずら電話されていたことが分かったり、

とある展示会出展で展示場所をわざと変えられたりする嫌がらせを受けたというのを見て、

人間って、、分からないものだな、とつくづく思う。

しかも或る程度立場とかがある良い大人の嫌がらせとは、まあ実はその小ささを示すだけなのに。

 

嫌がらせは、私も経験しているよ。

 

まあ自分は自分とそこにもあったように、揺るがない人生を、誠実に歩いていきたいですね。

 

(済みません、次回からは通常更新です)

次の担い手とか、若手とか、育てるとか、、、

自然系で次のなり手不足、次世代が育たないなどの課題は共通のようですが、

 

その場が本人達が楽しくなければ、次の人も来ない気が。

 

「次世代を育てる」

この言葉、実際はどうなのだろう、と最近思ったりしています。

昔、色々教えてくれた人が時折言うのに、

「育てると言ってもね~・・・。」

とあったのを覚えています。

別の人も

「囲って育てるなんて事はしない」とも。

 

思うに、この業界、

「興味と関心を持ったなら、どんどん自分で動くしかない、育ててもらおうとかではなく。」

に尽きるようです。

自分から諸々アクセスしてきた人には、色々知っていることなどを教えたり伝えたりする、

こういうことでしょうね・・・。

そんなアクセスしやすいような雰囲気作り、土壌作りは必要な気がします。

*確かに、鳥のカウント継続とかは引き継がれて行ければ嬉しいのは本音ではありますが。

 

自分も、興味と関心があったから、色々な場所の観察会などに参加したりしてきたのですし。協力を決めたのも自分の意思です。

 

そしてこの頃の若い世代の活動は、組織の中で組み込まれて参加するよりは、独自でツアー開催などをしていく手法のほうが多いようです。

でも、それも悪くないし、自発的な活動なのだから、それも有りですね。

そんな姿をそっと応援して、足を引っ張ったりはしないことが重要だと思っています。

 

あの場所をやめようと思った理由

何となく、それまでの担当が重荷にはなりつつあり、

それでもやれる限りは、と思って真摯にやってきたつもりです。

しかし、周りのまなざしは何というのか、他の場所のように共に楽しんだり共に観察会をしているといった空気とは明らかに違っていました。

担当としては、この年一杯にしよう、と決めた年の総会で、いわれのない非難を受け、滅多にない怒りを覚えました。

その前に、、

同じ場所を継続して観察会を実施することに異を唱え、別のある場所を新たに進めたい思惑を持つ動きがあり、勧められたのですが、

その場所は定例観察とするのには色々難しそうな場所でした。老若男女が自然の仕組みや出会いをワクワクしながら体験する場としては(だからやんわり断っています)。

思惑が叶わないと分かったら、その方は仲間内の中でこちらへの批判を吹聴したようです。

同じグループである会の重心役も快く思わないのか、下見時にはネガティブな事ばかり言っていました(もう会員来る人数少ないとか、諸々)。

下見の協力と思っていたのですが、実際は「警察」役で監視だったのかも知れません。

下見もいかにもつまらなさそうに来ていましたしね。

総会でいわれのない批判をした人も、違う場所を観察場所に推した人を崇拝していたので、その言い分をすっかり聞いて次第にこちらに怪訝な表情を向けるようにはなっていました。

 

漏れ聞こえてくる様々な「雑音」をオープンに引き出そうとメーリングリストや総会などで提案し、そこで意見等を募ったり、

若手が尻込みしていると言われたときも、協力は歓迎するので申し出てください、と呼びかけています。→それなのにいわれのない批判したのは許さないからな!

(本来活動参加したいのであれば、その当人が自発意思で申し出れば良いだけのこと、後は相談や調整はあるけれどね)

そんなオープンの場では沈黙で、影で色々言うのって、いくらこの地域的とは言えどうなんでしょうね?いや、同じ地域でも他は違うのですが。

→別の総会の場で、雰囲気は驚くくらい違っていて、異なる見解も穏やかに延べ合いながら話を進めていく様子を見て、改めて色んな運営場所を見ておくこと、知っておくことの大切さを知りましたよ。

 

まあ、でも、決定的だったのは、

生きもの全般、その地域の普遍的な種を含めての生き物たちの存続とか繋がりとか無事な生息確認などの、

そういった関心が全くと言っていいほど乏しかったこと、ですね。

*これは全員ではないですが。

ある時、コオイムシ、しかも卵を背負った雄のコオイムシを下見時に見つけて歓喜の声を上げたのですが、それに対してしら~~っとした雰囲気で、

「そんなもの」

と返ったときは愕然としたのと、

「もうここはいるべき所じゃない」

と確信になったのでした。

在籍中、良心的に協力くださった方も勿論見えますが。

そのことには今でも感謝しています。

肝心の目的でない部分での気を使うことなどの労力もあり、最終担当年には体調的にも出てしまい、観察会が無事終わった後に家に帰ってから偏頭痛で寝込むなんて事もありました。

仕事ではない、ボランティアで体調不良なんて、駄目です(仕事でも本当は良くない)。

 

*同じような経験を別の人がしないことを願っております。

 

生きものの存在を知って、まだその生きもの(良好な環境の証拠であったり、そう多くはない)がいることの喜びを当たり前に感じたり、

伝える方も参加する方も共に楽しむ観察会などができる、

そういう場の所を応援したいです。

 

追記

担当をしたことは、得た物、学んだことも勿論あったし、関わった方々全てが良くなかった訳でもありません。

観察会担当して良かったこともあり、また、1年や2年だけではその場所はやはり分からないことのほうが多かったでしょうね、なので数年間で得た事は色々ありました。

残念ながら、良かったことばかりでもなく、理解の違い、波長の合わなさが大きかったり、筋を通しても通じなかったりがその場所の内々であったのでした。

今回やや具体的に言語化で記載でしたが、今後は未来だけを見ていこうね。

 

コオイムシ=生きもの屋さんにとっては、出会えたら嬉しい生きものの一つですよね。

オニヤンマのことも、そのトンボがいる、ということはかけがえのないことで、水が綺麗なことの証明でもあるし、日本一大きなトンボでもあるし、虫の生態系の頂点でもあるし。

レアとかレアでない以前に、どんな生きものも愛おしい、共に生きていく対象としての見方(まあこちらの都合で犠牲になったりもしつつ;)、が自然観察のベースであって欲しいものと思います。

エッセイ集

短期大学生時代以降、お世話になった先生から届いた1冊。

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自費で出されたエッセイ集(非売品)

以前から、エッセイ教室に通われていて、時折教室の方々と作品集を出版されていて、何冊か届いていましたが、今回は先生自身のエッセイ集。

お名前はペンネームです。

 

少し読んでみると語り口に惹きつけられ、面白そうです。

読んでみたいと思います。

先生らしいユーモアがあります。

御礼の電話の折、やはりコロナ禍での影響を間近に感じられる出来事があったことを話されていました。

どうかこれからも健康で長生きされてくださいね。

 

追記

読みました~!

老後への妄想とかが面白くて。流石先生!やっぱり面白い!

そして驕りというものが全く無い。

改めてその人柄が分かります。

歳を取っても心が若い方はユーモアがあって好奇心があって、そして驕ったり高ぶったりはしないものなのですね。

色々大変な事もあったようですが、それでも明るく生きられているのを文から伺えて、自分の悩みなどはちっぽけに思えてきました。